銀魂転生したらリムルの姿だった件についてー原作ガチで変えて行くかもです？ー (ページ22)

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転生87 ページ22

「俺のっすか？」

「そうだ、仮にもお前は隊長だし。隊長同士、天才同士の戦い...これを見ないわけには駄目だろ？」

ニヤリと笑う俺を見て、そうだったっすか...と下を向くゴブタ。

そして、しばらくすると立ち上がりニコリと笑った。

「...分かったっす！リムル様がそう言うのなら」

「おう！頑張ってこい」

グッと親指をあげ笑う俺を見て、ゴブタは部屋を出た。

残るのは、俺、土方、近藤さんの三人。

「...そろそろ試合が始まると思うから、行くとするか」

そう言うと、俺は立ち上がり試合が始まる会場へ向かった。

＿＿＿＿

「ここか？？」

ひょこりと顔を出すと、そこには竹刀を持つ二人がいて、何故か呼んでもないのにヴェルドラ達がいた。

「両者、前へ」

審判は、ザキがやるようだ。

土方と近藤も来て、今か今かと始まるのを待つ俺ら。

「始めっ！！」

始めの「め」が終わるか終わらないかのぐらいに動き出した総悟。

総悟に対し、竹刀を持ちながら動かないゴブタ。

総悟が竹刀をゴブタに当てようとした時、それは起きた。

ゴブタが総悟に竹刀を投げつけたのだ。
間一髪、総悟はそれを打ち付け、前にいるゴブタの方を見た。

しかし、総悟の前にはゴブタはいなかった。

_____いや、前にはもういなかったのだ。

「これで、終わりっすね」

「！？」

気づく頃には、既に時遅し。

「終わり.....っすね？」

ニコリと笑って、総悟の首の近くに置いていた手をスっと退かした。

「「！？」」

土方や近藤は驚いた表情でゴブタを見ている。

「しょ、勝者ゴブタ！」

ザキも驚いた表情でゴブタを見ている。
一方、うちのもんは「よくやったな」と言いゴブタの髪をくしゃくしゃにした。

「クアーーーハッハッ！！やるではないか！よし、ゴブタよ！特別に我が流儀を教えて.....」

「いや、教わる前に死ぬからいいっす」

「遠慮する事はないぞ？」

いや、遠慮してないっすよと困った表情を浮かべるゴブタ。

「.....」

そんな奴らを見て思わず笑みを零す俺。

そして、ゴブタ達のところに行こうとした時俺は気づいた。

総悟がいなくなっていることに。

「仕方ないな...」

俺は、くるりと歩み寄る方向を変えそちらに走り出した。