転生80 ページ13
「あ!あれ銀時じゃないっすか!??」
ゴブタがそう叫びながらある場所を指差した。
その方向を見ると、俺の肉眼では何にも見えなかったので魔力感知をマクロにするとゴブタの言う通り大人の銀時がそこにはいた。
「それに、桂も!。あれ.....?」
(つか、魔力感知を使わずよく分かったな、これが天才か)
ちらりとゴブタを見ると、よく目を凝らして銀時達の方を見ている。
「......って、そんな事よりあいつらを呼ぶか」
俺はオーラを出し始めると、ゴブタが「あっ!!」と声を出した。
「どうした?ゴブタ??」
「.....な、なんで....?」
ゴブタは銀時達がいる方向を見て涙を流していた。
マクロにして見てみると、そこには刃を交える銀時と晋助がいた。
「何やってるんっす.....か?刀は.....人を斬るものじゃないっす......
刀は......人を守るものっす.....」
これは、夢....っすか?誰か.....夢と言ってくださいっす!!ゴブタは叫んだ。
何であの二人が?何で?仲悪かったかも知れないけど.....一緒に居た友達じゃないっすか!!
そうゴブタが思うのも無理はない。
ゴブタは知らないのだから、松陽を銀時が斬ったという事を.....
高杉も銀時もお互い恨んではいない
高杉は自分が捕まった事で松陽先生を死なせた事だけでなく、友である銀さんに、処刑という行為をさせてしまった事、地獄の苦しみを味あわせた事が辛かった。
銀さんは先生を殺した事、高杉との約束を守れなった事に苦しんでいた。
......侍として互いに大切な人を失い大切なものを護れなかった者同士なんでいわば「もう一人の自分」
お互いの痛みを誰よりも理解しあいそのうえで戦っている事を.....
「もう、嫌っすよぉおおお!!」
まだ、この時のゴブタは知らない。
だが、しかし。
リムルは知っていた。二人が戦う理由を。
.....だから..こそ...
『バギィィィィイイインンッッッ!!!』
「!?」
「......誰だァ?」
もくもくと上がる煙。そしてそこから現れるシルエット。
「誰.....だって?ハッ、笑わせてくれる。刀なんか物騒なもん持ち歩いているんじゃねぇよ」
風がビュウっと吹き荒れると煙が消え、そして現れたのは.....。
「この青二才時どもが.....!」
変装(会っていた時にしてた変装)した魔王。リムルであった。
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ティナスプラウト(プロフ) - 続き待ってます! (2018年11月20日 17時) (レス) id: 8f935097c0 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 私も転スラアニメ化情報見ました!!楽しみですね! (2018年3月13日 20時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 - 続き楽しみです (2018年3月8日 0時) (レス) id: 1b9e551661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リン酸デス | 作成日時:2017年11月23日 13時