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そのまま誤魔化そうかと思ったが、これ以上隠す通すことが不可能だと判断した私は、赤井さんに連れられて、工藤邸へやってきた。
「初！？…と、やぁコナンくん。」
玄関に入ると2人が迎えてくれた。
「立ち話も何だし、中で話そうよ。」
ダイニングに通され、ソファに座る。
何度来ても、ここは慣れない。
初は住人かよと突っ込みたくなるほどのリラックス状態。
「そう緊張しなくてもいい。君たちの事を悪いようにはしない。」
そう言って赤井さんが入れてくれた珈琲を受け取る。
「さっそく本題だが、どうしてAは俺の正体を知っているんだ。」
涙目で隣に座る初の事を見るが、肩をすくめて呆れた顔でこちらをこちらを見てくる。
どうやら死体すり替えトリックに関しては話したが、私たちがどう言う存在かまでは彼らに伝えていなかったようだ。
ごめんよ、残念な姉で。
「わかりました。話します。だけど、知ってる事全てを話す事は出来ません。」
「それで十分さ。」
「赤井さん！？」
「そちら側にも何か事情があるのだろう。」
さすが、赤井さん。察しの良い人間だな。その言葉に納得がいかないのか、コナンくんは少し機嫌が悪くなった。可愛い。
「ざっくり言うと、私たち姉弟はこの世界の裏を少し知りすぎてしまった存在…とでも言っておきましょう。」
「ホォ、その裏の情報はどこで手に入れた。」
「それは言えません。」
流石に、君たちは実はアニメのキャラクターで毎週土曜日に全国放送されてるんだよなんてこと言えない。てか、言ったとこで信じてもらえない。
それに誤算だったのは初の推理力と行動力だ。沖矢昴の正体を突き止め、しかもそれを本人達に伝えてしまったのだから。
「初、ここからは大人の話をするから、コナンくんと別室に居てくれない？」
「え…姉さん、何をするの？」
「何もしない。ただ、赤井さんと2人で話さなきゃいけない事があるだけ。」
初の目をじっと見つめる。
お願い、今だけは姉さんの言うことを聞いて。
「わかったよ。」
「ありがとう。コナン君には初から話してくれないかな？私たちの知る真実を。」
これだけ言えば、初には私がコナン君に何を言いたいのか伝わるだろう。
「コナンくん、何処か空いている部屋ってある？」
「あぁ、でも赤井さんは…。」
「俺なら大丈夫さ。彼らの言う通りにしよう。」
「う、うん。」
部屋から出て行く2人。
そっちは頼んだよ。
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喜怒哀楽(プロフ) - 最初からここ迄夢中で読み進めてしまいましたッ大変面白かったです！これからも無理せず更新頑張ってくださいませ、応援致します！！！ (2021年6月11日 19時) (
レス) id: 085bd1128f (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - ↓続き)10話で再登場するまでです。 (2021年6月11日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 沖矢昴の名前が沖谷昴になってます。 (2021年6月11日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 沖矢昴さん登場かっこよかったです！赤井秀一さんも出して欲しい。これからももっと登場して欲しいです。これからも楽しみにしております。頑張って下さい！ (2021年2月25日 22時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - ぱるむさん» 嬉しいです！ありがとうございます！Ramu (2021年2月10日 23時) (レス) id: a6556beed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ramu | 作成日時：2021年1月19日 20時
