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しばらく寝かせてあげよう。
そう思い、安室さんの向かい側に座る。
にしても、まつ毛長っっっっっが。カーリングできそうなくらいのすべすべ肌。
あまりの可愛さに手が出そうになる。
くっっそ、こんなに可愛い29歳独身男性がこの国を守っているだと？この顔に傷ひとつつけてみろ？許さんからな？？？？
「でもまあ、ちょっとだけなら…」
心が揺らいだ。
ゆっくりと手を伸ばし、安室さんの頬に触れる。
「え？赤ちゃん？」
思わず出た言葉。
それぐらいすべすべ、プニプニだった。
安室さんの表情が緩くなった…かと思った次の瞬間であった。
「うわっ。」
凄い勢いと力で頬を触れていた手を掴まれる。
「あっ、すみません。」
「いえ、こちらこそ。」
すぐに私だと分かったのか手を離してくれたが、腕にはくっきりと手の跡が残っていた。
気まずくて顔を見ることができない。
正直に言うとさっきの顔は、今まで生きていて見てきた顔の中で一番怖かった。死ぬかと思った。
いや、それぐらい緊張感を持って仕事をしている人に出来心で手を出した自分が悪いんだがな。
俯きながら腕に付いた跡を見ていると、褐色の手が赤くなった所を撫でてきた。
さっきの手とは違った優しい手。
「本当にすみません。」
「謝らないでください。私も迂闊でした。」
「でも跡が残ってしまったら…。」
「別にいいですよ。気にしません。」
「いや、でも…。」
「しっつこいですよ！ウジウジしないでくれません？？？」
私に傷を付けてしまったことがそんなにもショックだったのか、なかなか引いてくれない。
痺れを切らした私は思わず、安室さんに対して怒ってしまった。
やばい、やからした…。と思い、安室さんの方をチラッと見ると、当の本人はポカンとしていた。
「すみません、思わず言ってしまいました。でもこれでお互い様です。」
そうは言ったものの、まだ納得のいく顔をしていない。
「あーじゃあ、居酒屋行きましょう。飲みましょう。奢ってください。それで許します。」
「え、そんなものでいいんですか？」
「あなたのいう“そんなもの”が私の“大好きなもの”なので。」
…運動したから少しぐらい飲んでも良いよね？ね？
うん、いいよ！！！
明日から頑張る！！！！
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喜怒哀楽(プロフ) - 最初からここ迄夢中で読み進めてしまいましたッ大変面白かったです！これからも無理せず更新頑張ってくださいませ、応援致します！！！ (2021年6月11日 19時) (
レス) id: 085bd1128f (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - ↓続き)10話で再登場するまでです。 (2021年6月11日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 沖矢昴の名前が沖谷昴になってます。 (2021年6月11日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 沖矢昴さん登場かっこよかったです！赤井秀一さんも出して欲しい。これからももっと登場して欲しいです。これからも楽しみにしております。頑張って下さい！ (2021年2月25日 22時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - ぱるむさん» 嬉しいです！ありがとうございます！Ramu (2021年2月10日 23時) (レス) id: a6556beed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ramu | 作成日時：2021年1月19日 20時
