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10.5 ページ37

ブラックとザマスは、一瞬驚いた顔をした後、またいつもの嫌な笑みに変わった

お前に出来るはずがない

そう、嘲笑っているんだろう

けどな、オラはもう諦めないって決めたんだ

なまえを取り戻したところで、記憶がどうなるかは分からない

もしかしたら、一生このまま戻らない可能性もある

・・・そうだとしても

今、ここでオラはなまえの手を掴まなきゃいけない

じゃないと、永遠の別れになってしまうから

もう、覚悟を決めたんだ

オラはじっと、ブラックとザマス、そしてなまえを見据える

相変わらず、あいつらのムカつく表情は変わらねぇけど

ずっと困惑していたなまえの表情が、少しだけ、揺らいだような気がした



『・・・どうして、アンタは諦めないの?』



ふと、なまえがオラに向かって言葉を紡いだ

皆、驚いた表情をする

けど、オラは笑顔でこう答えた



悟「大好きだからな!」

『・・・』



なまえは、黙ってしまった

・・・でも、少し笑っていた

この空気をよく思わないのか、ブラックは眉間にしわを寄せ、オラたちを睨む



ブ「やはり、貴様は殺さねばならない。貴様は、貴様だけは、俺がこの手で葬り去ってやる!」



そう叫ぶと、ブラックはオラたちに向かって気の玉を連射する

打ち返してやると戦闘態勢に入った瞬間、ベジータの気弾により、ブラックの気弾は全て打ち消された

ちょっとびっくりしてベジータの方を見ると、彼は、ふぅっと軽いため息を吐く

どうしたんだ?そう思っていると、ベジータは不機嫌そうな顔でオラを見た



ベ「カカロット。貴様が今するべきことは、ブラックと戦うことか?」



オラはその言葉に驚いた後、少し笑った

彼の言葉が、あまりにも核心を突いていたから

オラが笑ったのを見た後、ベジータはまたため息を吐く

そして、こう叫んでくれたんだ



ベ「これが最後のチャンスだ。俺とトランクスで足止めする。その隙に、さっさと取り戻してきやがれ」



トランクスが父さん!と嬉しそうに叫ぶと、皆の表情は笑顔に変わっていった

・・・ベジータには感謝してもしきれねえな

そう思いながら、オラももう1回笑った



悟「サンキューな、ベジータ」



ベジータは、ふん!と言いながらそっぽを向く

ベジータの言葉を無下にしないよう、オラはオラのやるべきことをするんだ



ここから、本当の闘いが始まる

どんなことがあっても

オラはきっと負けない

だって、皆がいてくれるからな

10.6→←10.4



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匿名希望 - 続きが気になります (3月31日 23時) (レス) @page38 id: a169a42957 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - めっちゃ続き気になる〜♡頑張ってください! (10月30日 14時) (レス) @page38 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - めちゃくちゃきゅんきゅんする!!続き欲しいです (7月2日 19時) (レス) @page38 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - おはようございます、 コメント失礼します、続きがになります。 (2022年12月2日 8時) (レス) @page38 id: 4f358e8e67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぐーちゃん | 作成日時:2017年3月18日 2時

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