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BALL83 ページ38

小湊のベッドからものすごい勢いで飛び出すと、倉持の頭をスパァンッ!!と叩いた。

倉持に「いっでっのやろッ!!」と涙目で言われるが、それに負けず凄い気迫で「とにかく忘れろ!!!」と顔を真っ赤にして叫ぶ。


できれば頭を叩いた衝撃で記憶も消えて欲しかった。

さすがに春市は叩けないので、「…お願い忘れて。」と頭を撫でる。

「俺の扱い!!!」と倉持がツッこんでいたが、今は無視だ無視。



「私のせいじゃない!やれって言ったのは小湊先輩!!」

亮「でもA、「やめて」とは言ってないよね?笑」

「それはっ…!!」

亮「それは?」

「…っいや今そこはどうだっていい!!頼むから春市倉持誤解しないで?!やましいことは一切起きてない!!潔白無実!!」

春「おっ、落ち着いてくださいA先輩。それは服のはだけ具合を見ればわかるので…。」

倉「落ち着け春市、お前もだいぶ焦ってる。」

亮「あはは。」

「事の発端呑気に笑ってますよちくしょう。」



あばば…と焦っている春市。
頭を撫で続けて、「ごめんね身内の生々しい所見せちゃって…」と慰め続ける。


あのとき、多分倉持と春市が入ってこなければ唇と唇が触れ合っていたかもしれない。

そう思ってしまうほどに、空気に飲まれていた。

思い返すだけで、顔に熱が集まってくる。


恥ずかしさのあまり、Aは おでこのタオルを一度洗って乱暴に投げつけ、「もうっ!何も!!しません!!」と言って、勢いよく部屋から出た。

「流石に怒ったかな。」と亮介が呟くが、何も返せない二人。









「羨ましい。」

「狡い。」

「欲しい。」


そんな邪な感情、抱いたらいけないだろうか。

.

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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜!小湊兄弟ホント推せますよねっ…!! (2019年3月24日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです!楽しく読ませてもらってます!春市くん可愛すぎて尊いです!!これからも頑張ってください!(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
- あわわ!お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます\(^o^)/ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ!ありがとうございます!!そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください! (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!!亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます! (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月17日 17時

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