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BALL82 ページ37

ダメ押しで「いいじゃんやってよ。俺病人だよ?尽くしてくれんでしょ。」という無理のある一言を言ってみる。

Aが押しに弱いことをしっていてでの行動である。

不貞腐れた顔をしながら「…本気ですか?」と聞くAと、「割と。」といつものニコニコ顔で答える小湊。


「うーん…うーん……」と悩みに悩んだ末、小湊の「ね、お願い?」というあざとい頼まれ方に負けて、結局了承してしまった。

何がしたいのかはさっぱりわからないが、頼まれてOKを出したものはやるしかない。



「えぇっと…私何すればいいんですか?」

「俺寝転がるから、腰乗って。」

「腰って…完全にやましい事する時の体勢じゃないですか。」

「だからいいんじゃん。」

「今完全に変態と認める発言しましたからね小湊先輩。」

「いーから早く。」

「……これで満足ですか。あぁっクソ…恥ずかしい…。」

「へぇ、悪くない…っていうか堪んないわ。」



真っ昼間。

いつもは「重い」だの「可愛くない」だの言ってくる先輩が、今日に限って何も言わない。


暑くて汗ばんでいる男女が部屋で二人。

一人はこの状況を楽しんでいて、
一人は顔を真っ赤にして。

いやでも意識してしまう。


外で鳴いている蝉時雨が、やけに耳に残る。


小湊の、ゆっくり伸ばした手がAの首に触れた。

ぴくっ…と動く。
動いてしまう。

やけに色っぽい雰囲気が、Aと小湊を飲み込む。

断れない。
「やめて」と言えばいいのに、口から言葉は出ない。


首から頬に、冷たい手が這って。

珍しく小湊の綺麗な瞳がうっすら見えて。


段々と近づいていく顔と顔。

あと5センチ。
たった5センチで唇と唇が触れてしまう。



刹那、ガチャっという音と共にドアが開いて「兄貴?」「大丈夫ッスか亮さん。」と









倉「…え、っあ……。」


春「…っ!!」


亮「……」


「ッギャァァァァ!!!!」




元気のいい悲鳴が、青心寮に響いた瞬間であった。

.

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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜!小湊兄弟ホント推せますよねっ…!! (2019年3月24日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです!楽しく読ませてもらってます!春市くん可愛すぎて尊いです!!これからも頑張ってください!(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
- あわわ!お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます\(^o^)/ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ!ありがとうございます!!そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください! (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!!亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます! (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月17日 17時

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