私、四葉です【刀剣乱舞】

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物は恐怖なんて知らない



だって、感じられないから




怖いなって


自分の身を守らなきゃって



思うこともない






だって、感じられないから






でも、人間にはそれが分かる


君達も殴られる時痛いから怖いでしょ？





でも、殺そうとしている相手に



殺される恐怖を感じるなんて早々ないよね









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「……あれ」


目を開けると天井の木目が見えた




バ！！と起き上がり周囲を見渡すと


夜のせいでよく見えなかったが


端に見覚えのある人というか刀がいた








「……起きたか」



「山姥切さん……」



立ち上がってこちらに来てくれる山姥切国広




山姥切さんは近くに来ると私の頭を撫でた






「なんで、ここに…」



「殺せと迫っていたお前を気絶させてオレがここに運んだ」



加州さんに迫ったというか、殺してと頼んでからの記憶が無い…………







頭を抑えて考えていると山姥切さんがまた、頭を撫でた




感覚のなかった心に幸せが広がる






「私、なにかすごいこと言いませんでしたか？



笑ってとか、意味のわからない事言ったところまでしか覚えてなくて」




「いいや、オレも焦っていたからな。お前が何を言ってたかまでは聞いてない」





山姥切さんの手が離れていくのを名残惜しく見て





「そうですか」と笑って言った









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