紅葉の雨5【イナイレ】

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雷門イレブンside





「そういや、豪炎寺はどうやって雪村と仲良くなったんだ？」



病院の帰り道、土門が豪炎寺にそんな質問をした。


吹雪は雪村の所に残っている






「そういや、豪炎寺、雪村のこと名前で呼んでるよな。」



「なんか、吹雪さんと違って従兄弟とか関係がないから、恋人同士みたいッスよね！」





「ああ、元々、そうだからな。」









「「「「………………え？」」」」



豪炎寺一人だけがテクテク歩いていく






「……？どうしたんだ？」



豪炎寺が振り向くとみんなが固まっていた









「「「「ええぇぇぇ！！！！！」」」」





「え！？じゃあ、転校するまでずっと恋人！！」


「ああ」


「手、繋いだらだとか！ハグとかしたりとかするあの恋人！？」


「…ああ」



「じゃあ、雪村さんが豪炎寺さんに豪炎寺くんって言ってるのってわざとっなんスか！？」


「元々はそう呼んでた。恋人の時は名前で呼ばれてた。」






「……え？じゃあ、何！？A、好きな奴おらんゆうてたけど、A、あんたの事好きなんやん！！」









「大変ですよ！！木野先輩、修羅場ですよ！修羅場！！！」


「恋人って言っても別れたんでしょ？」


雷門さんの声に音無がクールダウンする






「吹雪先輩も雪村さんの事、好きみたいですし、豪炎寺先輩もあの状態ですし……」






「なあなあ、豪炎寺、雪村とキスとかしたのか！？」



「………」




よく見ると、頰が赤いような。

夕日のせいだけではない気がする




「……さっさと帰るぞ！」


豪炎寺はそう言った。








「ほら」


「………………修羅場ね」


「……あはは」




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