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ページ14

伊野尾side




病室に入り、寝ている大ちゃんを見つめる






「なんで、俺なんだろ…」





大ちゃんは望んで記憶を失ったわけではないのに、なぜか大ちゃんを責めてしまう自分がいた






「俺のこと嫌になった、?嫌いになったから、?昨日のことはごめん、だけど…おれなんかした?」






「なんか言ってよ…っ、」






ガラガラガラ





ドアの開く音がして振り返ると






高木と知念と圭人がいた






「一緒に来たの…?」






「いや、さっき会って…」






「そっか」





もしかして、今の聞いてたのかな






「伊野ちゃん、」





知念と圭人と高木は椅子に座り、知念が話しかけてきた






「伊野ちゃんの気持ち、全部わかるってわけじゃないけど、少しわかるよ?…僕が伊野ちゃんと同じ立場だったら、大貴のところに来れない気がするもん…伊野ちゃんはすごい、強いよ、!だからさ、大貴を信じようよ」





さっきの聞いてたんだ…





「俺は強くなんかないよ…?、だってさ、大ちゃんのこと信じてるけど…不安で仕方ない、怖いの…大ちゃんのこと責めちゃうし」






「…それは、伊野尾くんと同じ立場になったら俺も同じようになると思うよ?」







「そうかな、なんか元気でた…ありがとね」






「別に、僕は当たり前のこと言っただけだし…」







「あー、!ちぃちゃん照れてるんだ」





「うっさい!ゴリラ」





「はは!…早く大ちゃんとも元に戻りたいな」






「そうなるといいね」

◇→←◇



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作者名:ありきんぐ | 作成日時:2018年12月27日 20時

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