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伊野尾side
病室に入り、寝ている大ちゃんを見つめる
「なんで、俺なんだろ…」
大ちゃんは望んで記憶を失ったわけではないのに、なぜか大ちゃんを責めてしまう自分がいた
「俺のこと嫌になった、?嫌いになったから、?昨日のことはごめん、だけど…おれなんかした?」
「なんか言ってよ…っ、」
ガラガラガラ
ドアの開く音がして振り返ると
高木と知念と圭人がいた
「一緒に来たの…?」
「いや、さっき会って…」
「そっか」
もしかして、今の聞いてたのかな
「伊野ちゃん、」
知念と圭人と高木は椅子に座り、知念が話しかけてきた
「伊野ちゃんの気持ち、全部わかるってわけじゃないけど、少しわかるよ?…僕が伊野ちゃんと同じ立場だったら、大貴のところに来れない気がするもん…伊野ちゃんはすごい、強いよ、!だからさ、大貴を信じようよ」
さっきの聞いてたんだ…
「俺は強くなんかないよ…?、だってさ、大ちゃんのこと信じてるけど…不安で仕方ない、怖いの…大ちゃんのこと責めちゃうし」
「…それは、伊野尾くんと同じ立場になったら俺も同じようになると思うよ?」
「そうかな、なんか元気でた…ありがとね」
「別に、僕は当たり前のこと言っただけだし…」
「あー、!ちぃちゃん照れてるんだ」
「うっさい!ゴリラ」
「はは!…早く大ちゃんとも元に戻りたいな」
「そうなるといいね」
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作者名:ありきんぐ | 作成日時:2018年12月27日 20時