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有岡side
目がさめると、山田と光くんがないていた
薮くんがおれのところに近づいてきて、ベットを起こしてくれた
薮くんにおれのことわかる?とか色々質問をされた
最後にメンバーの名前を言ってみてって言われた
知念、山田、光くん、圭人、裕翔、高木…
あれ…最後の人の名前…わかんない…
あの人誰だっけ…
考えても思い出せない…
薮くんから「右端にいる人は?」と聞かれた
「…ごめんなさい、…わかんない…です」
そう答えるとあの人は、おれに近づいてきた
「俺だよ?大ちゃん…」
そう言ってくるけど、わからない
「すみません…貴方、誰ですか?」
そういうと、あの人の目に涙が溜まっていた
申し訳ないことした…でも、わかんない
俺も涙が溜まってきた
「…っ」
すると、いきなりあの人は俺の両肩を掴んで揺らしてきた
「…っ本当にわかんないの!?俺だよ?大ちゃん…っ!どうせ、嘘ついてるんでしよ!?…わかんないの?おれのこと…っ」
嘘じゃないのに…
何も答えないおれにイライラしたのか
胸ぐらを掴んできた
「…っやめて、ください…げほっ、げほっ…!ごほっ、!けほっ、!」
苦しくて、咳が出てきた
「ねぇ…!伊野尾、!やめろって…」
薮くんにそう言われてはっとしたのか
胸ぐらを掴むのをやめてきた
「ごめん、なさいっ、ごめんなさいっ…覚えてなくて…おれが、わるいんです…っはあっ、はあっ、はぁっ…!げほっ、はぁ、はあっ…!」
どうしよ…うまく息が吸えない
「大ちゃん…落ち着いて、深呼吸しよう」
深呼吸しても全然落ち着かなくて…ひどくなるばかり…
その時…小さく謝る声が聞こえた
「ごめん…大ちゃん、…」
薮くんがあの人にナースコールを押してと頼んだ
あの人、伊野尾っていうんだ
そう思って、意識を失ってしまった
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作者名:ありきんぐ | 作成日時:2018年12月27日 20時