～happy end～【完】 (ページ4)

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淳太様がA様に噛み付くようなキスをした。

さっきまで俺の近くに居たはずなのに、。

止めることが出来ない自分に落胆しながらもA様が遠い存在だと改めて感じさせられる。

やっぱりしてはイケナイ恋だったのだ。A様のような人にお似合いなのはこの俺ではない。

目眩がした。

淳太様は唇を離すとA様の首元に自分の顔を埋めた。

「いたっ、」

Aの首には赤いキスマークが付けられていた。

「ふっ、俺のってシルシやで？」

そう言ってニヤリと笑った。A様は酷く怯えていた。

「あ、せやこれ。」

淳太様はA様の左手をとり指輪をその薬指につけた。

「なぁ。この式終わったらココでさっきの“続き”しようや。俺は男の子がええなぁ」

A様は返事をしなかった。

また後でな。そう言って淳太様が出ていったあともA様は小さく震えていた。