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本当は今日も練習の予定だったけれど、スタッフ達も対応に追われて急遽中止となったので突然のオフ。その時点でもう既に活動に影響を与えちゃっているのだけど、まあこれに関しては誰かの努力で乗り越えられる類いの話でもないし、考えないことにする。
とはいえ、こんな状態なので外へ出れるわけもなく、私は機嫌も体調もすこぶる悪いし。
こういう時は、とにかく寝るに限る。
宿舎へ帰るや否や私の部屋だけに備え付けられているシャワーを浴びて、さっぱりして上がった部屋にはジェヒョンがいた。
いや、私が裸で出てきたりしたらどうするんですか？
まあ危機管理能力が高いので そんな不用心なことはしないけどさ。
JH「もう寝ちゃうでしょ？」
当の本人はそんなことは考えてもいないらしく、とても穏やかに微笑んで、ベッドで私のことを待っている。
……ベッドで私のことを待っている？
『ジェヒョン…… 気付いてるかもしれないけど私は今生理中だからセッk』
JH「ストップ、違う、そんなつもりじゃないから落ち着いて」
私の発言に驚き目を見開く姿を見るに、本当にそういうつもりで部屋に来たわけでは無いらしい。なんだ、私はてっきり遂に襲いに来たのかと。
とりあえず安心してジェヒョンの隣に腰掛けたものの、ぐっと沈むベッドがいつもとは違う意味を持つ気がして、流れる空気はなんとなく気まずい。
JH「もう…… Aが変なこと言うから……」
『ごめんって…… いやでも、シャワー上がったらジェヒョンが急に部屋にいるから……』
JH「いやそれは…… うん、ごめん……」
ちらりと、横を窺うと、赤く染まった耳元が見えて。
ヤバい。これは私の方が襲いかねないな。
そんな危険を察知したのか、彼は突然立ち上がり、自分の部屋に帰って行った。
長年 お互いに好意を抱いていることに気付きながら同居してきたけど、こんな雰囲気になるのは多分二回目。
一度目はついこの間、私のうっかり発言によりキスをしてしまった時。
そしてさっきのがニ度目なので、今までに無いことが起こっている現状に危機感を持った方が良さそうだ。
これもまた、ウギョルが変えてしまったことの一つ。
私達はこれ以上、自分達で引いてきた線を越えるべきではない。仮想の世界に浮かされて流されないように気を付けないと。
と、出ていったはずのジェヒョンが、お気に入りのキャンドルに火を焚いて戻ってきた。
え、さらにピンクな雰囲気を加速させに来てるんだけど？
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ゆゆ(プロフ) - ひかるちゃんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言っていただいて本当に嬉しいです。最後までそう思っていただけるように頑張ります！ (2020年10月25日 18時) (
レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
ひかるちゃん(プロフ) - まじで構成も良いし面白すぎる。歴代史上最高に好きな作品！です！！ (2020年10月25日 13時) (レス) id: a4b03772ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - まりあさん» コメントありがとうございます！1Dさんの曲、早速調べて聞かせていただきました……！とても素敵で、こんな素敵な曲を思い出す物語だと思っていただけることが嬉しいです。これからも応援よろしくお願いいたします。 (2020年10月24日 10時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - このお話見ると1Dのperfectっていう曲思い出します。めっちゃ好きですー！！！ (2020年10月24日 9時) (レス) id: 6ef14b21ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - Fly2daskyさん» コメントありがとうございます！応援していただいて本当に嬉しいです。これからも楽しんで読んでいただけるよう更新がんばります！ (2020年10月23日 2時) (レス) id: e6590da59e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2020年10月16日 23時
