さんびゃくさんじゅうに。 ページ33
ウソップが乗っている隊がケイミーさんの売られている場所を聞いたらしい。
1番GRだと。
すっ飛んでってそこにあった職業安定所(笑)にサンジがいちゃもんをつける。結構来たね、よかったよかった。……あ、フランキーが見えた。あと来てないのは…ルフィとブルックとウソップとロビンと……ゾロか。でもゾロ状況把握してないだろうからなァ……迷子になって来る事を祈る。
「…フランキー!」
「!そこか」
「だから何で返せねェんだよ!ケイミーちゃんは売られる筋合いがねェっつってんだろ!!」
「さっきからずっと裏口で喧嘩してんの。」
「なるほどな」
「あまりしつこいと法的手段を取りますよ。営業妨害です!!」
……そして、そろそろ潮時かな。真正面から殴り込みにいくしかないけど…。
「人の売り買いなんて世界中で『禁止』よ!!政府にいくら払ってんの?」
「あーナミ、そりゃ言っても無駄だ。政府もグルだから。」
「バカバカしい…」
「面倒くせェ!人魚がここにいるのが確かならこうすりゃいいだろ!!」
「戦うのもダメだよフランキー。中に天竜人が居るかもしれないし、ここがケイミーさんを持ってるんだったら爆発する首輪もつけられてるだろうし。ここ壊すなんて事したら動けないケイミーさんが大変な事になっちゃう。…………そしてナミ、どこ行くんだい?」
「手が出せないんなら!
なるほど天才か。確かに今サニー号にはスリラーバークの宝物が積んである。
ナミは最低でも2億分はあると見積もっている。で、そこに僕の貯金をあわせると大体3億になると。
「待ててめ、なんでそんな金持ってんだ!?」
「ルフィに会うまでは賞金稼ぎしてたから。」
それはどうでもいいんだよ今は。これで人魚の相場は超えたから…………あとは、天竜人がケイミーさんを買わない事を祈るだけ。
ヒューマンショップに入る。
《さァさァ盛り上がって参りました!!続いても”買いの一品”!》
「…ねえユキヤ、思ったんだけど……あんたこういうところ大丈夫なの?」
「え?あ……確かに」
「…………いやァ……はは、大丈夫だと思ってたけど思ったよりメンタルに来る…。」
背筋がすごいぞわぞわするような……そんな感じがする。
「外に出てるか?」
「舐めんな、友達の危機に『ちょっと外出てるー』とか言うほどアホじゃねぇ」
「…そうか」
333人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時