さんびゃくじゅうはち。 ページ19
自己紹介をしてくれた。
人魚の方がケイミー、星型の何かもといヒトデのパッパグ。
ケイミーさんはともかく、パッパグも喋ってたのにはちょっとびっくりしたけれど。
本人曰く「勢い」だとか。わけわからんですわ。
ケイミーさんはたこ焼き屋で、助けてくれたお礼にたこ焼き作ってあげるだかなんだか。
ナミが進路について聞こうとしてもルフィが「たこ焼きが先だ!」と止めた。
「あ、そうそうお礼のたこ焼き!…じゃあはっちんとどこかで待ち合わせしなきゃ」
「はっちん?」
「……もしもしはっちん?こちらケイミーだよ。はぐれてごめんね、今どこにいるの?」
《………………おー…その声、ケイミーか…。モハハハ》
笑い声か今の。アホみたい。
ケイミーさんがかけた電伝虫の声の主は「はっちんでは無い」と言った。「毎度お馴染みズッコケマクロ一味だ」とも。
「…何かトラブルみたいね……」
「むっ!どうしてあんたがはっちんの電伝虫持ってんの!?」
《ハチの野郎をやっつけちゃったからに決まってんだろ!モハハハ!!》
「うそよ!はっちんがお前達なんかにやられるわけないよ!!」
《まァそうだな。いつもならわいらハチには敵わねェが…今回はなんと、あの『トビウオライダーズ』と手を組んでいてねェ〜!!モハハハ!!》
向こうが”はっちん”と電話を変わった。
…………うーん、声的にも口癖(?)的にも……記憶的にも、1人しか思い浮かばないなァ…”はっちん”。…………まあそれはそれでいいや。
《コイツはこのまま売り飛ばしちまうぜ!!タコの魚人は
……へぇ。
それは、聞き捨てならないなぁ。
「…………ユキヤ?」
《助けに来たきゃ来るがいい…ここはシャボンディ諸島44番
「そうか、んじゃあ今すぐそこに行くから首洗って待っとけ魚共。『高いから売れる』?ナメんのも大概にしろよお前ら何ライダーズだか知らんが強力な味方をつけたからって調子に乗ってると痛い目みさせるから。……首洗って待っとけよ」
《あ?誰だお前》
電伝虫を切る。
「…………うん、行こう。」
「え…?いいの?」
「ああ。ユキヤが行くんならおれらも行く」
「ただし、あんたは魚人島に行く方法を私達に教える。これでどお?」
「……はっちんの救出手伝ってくれるの!?」
「いいけど、誰だ?はっちんって」
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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時