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さんびゃくじゅうに。 ページ13

それぞれの世界線の力もその世界に居る時は使ってたんだけどねー。こ…………こきゅう?呼吸?やら……なんか忘れたけど……ス……………………ああもういいや思い出すのが面倒くさい。

ま、とにかく覚えた端から全部忘れてったって事だ。だってその世界にしかない技術なんだもん。
呼吸(仮)はね、その世界から2つ…………3つ?4つ?あとくらいの世界まで使ってたんだけど、使い方と鍛え方忘れたし。
ただ今回のこの”覇気”は結構使えそうだから…まぁ呼吸(仮)といい勝負するくらいには持ち越すと思うよ。その世界で使えれば。

「めっちゃ話それたね。つまりはそゆこと、はい他質問。無いね?あったとしても無い判定するよ俺疲れたから。」


リビングも静かだし。
説明会は閉会というわけで。

「サンジ、朝ご飯頂戴お腹すいた」
「あ…おう、ちょっと待ってろ。今あっためる」
「うい」










 










 






『――、この呪いの事を他人に話してはいけない』

『呪いの事を話すと話した相手にも影響が出るぞ』

『そうなる呪いもお前にかけた』

『そいつのことを大切に思うのなら







「黙れ」』


……………………前にも言ったじゃないか。黙れって。

たかだか俺が餓鬼ん時にちょっとしごいたっていうだけのお前が。
宿儺の罪をなすりつけるときに向こうに協力しやがったお前が。
彼女を殺した張本人であるお前が。

……”俺”を監視するためにわざわざ呪霊になってまで”俺”の魂にひっついていやがって。


「でしゃばんじゃねぇよ」


いい加減俺から離れろ、なんてことは言わない。祓えない事はずっと前に分かっていたから。


でも、そんな呪いついてない事くらいもうとっくのとうに分かってるってんだ。






『◯を亡くしたのはなぜだ?』

『理由なんて明白だろう』


『お前が何も出来ないからだ』


『”盾”のくせにでしゃばって』




『そのくせ✕✕に守ってもらう事しかできない』




「うるせぇっつったろ。……”雪”に教育してたのもお前だろ?アレは何だ、生まれ変わりか?オマエも五条の人間だったからなぁ」







『私に逆らっていいのか?』

『✕✕に守ってもらうことしかできなかったお前が』





知らねーーーー。

✕✕サンがどこの誰かも忘れたしオマエの事自体五条の人間って事しか覚えてねぇし。
ここぞとばかりに喋ってくんじゃねぇよっつー話なんだよ。弱ってる時ばっか話してくるとかさぁ。
頭ん中でキンキンキンキンうるせぇ。

さんびゃくじゅうさん。→←さんびゃくじゅういち。



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作者名:あんちょび | 作成日時:2022年9月27日 17時

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