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ガ「勝手なことを言うな！！」
ロ「いいや、やってくれるさ！！！」
「……、俺の子達を…、頼んだぜ！！！」
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父と別れた数日後
父が処刑されたと知らせる新聞を読んだ
父が処刑される前に発した言葉により大海賊時代が幕を開けたそうだ
それからの毎日は名前にとって、母とっても、色が抜け落ちたような世界だった
何をしても楽しいと感じられない
それでも毎日母にハイビスカスを届けた
まだ幼い名前には大きい父からの贈り物はベッドの近くに、写真と一緒に大事に飾った
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それから何ヵ月か経った頃
最近名前は気付いたことがある
母のお腹が膨らんできているのだ
貴「母さん、なんかお腹膨らんだ？」
思わずそう尋ねれば、母は悲しそうに、それでいて嬉しそうに笑ったあと
ル「ここにね、…赤ちゃんが、居るの」
・
名前は驚きのあまり顎が床に落ちた
ロジャーの血を根絶やしにするとかいう目的で島に海軍が来たことを名前は知っていた
だから、母の言葉を聞くなり心の中は恐怖で包まれた
ル「大丈夫よ、名前。この子には申し訳ないけど、まだ、お腹にいてもらうからね」
名前は、頭を撫でる母の手から伝わる温もりに安堵し、小さく頷いた
母の腹が膨らみ家での生活が困難になる頃にはもう、海軍は居なかった
母はそれほど長く、身籠ったままなのだ
名前は母と共に街にある病院で暮らすようになった
母の痛みを受けとることができない名前は、産まれてくる子供と、母を守るため
毎日特訓を行った
そして、毎日欠かさずハイビスカスを届けた
今日もまた新しいハイビスカスを母の髪に挿す
ル「毎日ありがとう…、名前」
貴「んーん、気にしないで母さん」
そう言って名前はにぃっと笑った
その日の夜のことだ
母の側に椅子を置いた名前
ベッドに頭を伏せ、母に頭を撫でられてうとうとしていた時、足音が聞こえた
欠伸を漏らしながら上体を起こし扉の方を振り変えればスーツの男が立っていた
？「ポートガス・D・ルージュだな」
母は小さく頷いた
貴「母さん、…誰？」
ル「…、あの人の、お友達よ」
貴「えっ！」
振り返った名前は、もう一度男を見た
神妙な面持ちの男と目があった名前は思わず目を反らした
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yozakura - すいませんガチで泣きました(泣)良い話ですね (2020年5月1日 8時) (
レス) id: c24485d68c (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - さーちゃんさん» 読んでいただきありがとうございます！！名前変換ができるようにしているんですが…、私の端末では変換できるのですが、名前を入力してもできないですかね？(涙)教えてくださりありがとうございます！頑張ります！！ (2019年9月29日 12時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 名前変換ができてないです。変換されてないページは､最初から最後までの話の中の"名前"を使う時全部です｡変換する場合は､かっこをつけないと変換できないです…生意気ですみません!お話は､物凄く良くて号泣しました｡とても良い作品です!更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 11時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ユウさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！！そう言ってもらえて嬉しい限りです(涙)私も書きながら泣きました()ありがとうございます、頑張ります！！！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - めっちゃ感動しました。本気で泣きそうになりました...。こんな文章を書けるなんて凄いです！尊敬です！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月13日 1時
