02-キラキラがキラキラなのでついでに俺がキラキラ*JJ ページ2
「しっ失礼しました。この子が何かご迷惑をかけませんでしたでしょうか？」
頭を下げつつ俺と赤いカタマリの間に飛び込んできた女はこんな風に言いながら自分の後ろに赤いカタマリを隠そうとする(←なんかムカつく。)
だから。何にもしないってば。
ちょっとイラっとしたところでジタバタしていたジャケットの中から赤いカタマリが顔を出し、嬉しそうな声をあげた。
女の子「さぁちゃ！」
しがみついたその子を大切そうに抱いた”さぁちゃ”は優しい声を出した。
さぁちゃ「ミー。いなくなっちゃって、さぁちゃ、泣きそうだった。気づくの遅くなってごめんね。」
女の子「・・・ミーちゃもごめんちゃい。キラキラが・・・キラキラなの。。。」
さぁちゃ「・・・そっか。今度はさぁちゃにも教えてね。さっ、皆待ってるよ。キラキラ・・・んっ！！！」
抱き合っている二人の姿を見て声が出なかったのは
”ミー”と呼ばれている女の子の顔に懐かしさを感じるからなのか、
”さぁちゃ”と呼ばれる女に確かに見覚えがあるからなのか。
JJ「沙耶？」
ようやく出た声に女は驚いた顔で俺を見た。
大きな瞳がさらに大きくなる。
沙耶「・・・ジェジュ兄さん？」
JJ「久しぶり。」
沙耶「兄さんまで来るなんて聞いてなかった。」
JJ「・・・は？」
沙耶「あ・・・・じゃあこのキラキラは兄さんの？」
i-podを差し出したから頷いて受け取る。
沙耶「ミー、キラキラはこのお兄さんのだって。ありがとしてみんなの所に行こうか。」
女の子は沙耶の後ろから出てきて俺を見て、
それから固まって口をぽかんと開けた。
んっ？と思って顔を覗き込んだらにっこり笑った。
ミー「お兄しゃん、キラキラ・・・キラキラだぁ」
それから思い出したように恥ずかしくなったみたいで沙耶の後ろに隠れた。
・・・・カワイイじゃないか。
03-懐かしいその顔を見つけたならば*JJ→←01-キラキラと赤いカタマリ*JJ
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しんち(プロフ) - のこさん» ありがとうございます。なかなか更新できず・・頑張ります。 (2018年12月8日 22時) (
レス) id: b9b1b5a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - お久しぶりの更新、嬉しいです！…読めば又切なさが蘇ってきて、ちと辛くもあるのですが… (2018年12月8日 21時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» こちらこそありがとうございます。蛇足な話なのにそんな風にいっていただけると。もう少しなのでご愛顧のほどを。 (2017年4月11日 0時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
嫁(プロフ) - 更新ありがとうございます。切ない恋も人生ですね。簡単にはいかないから人生なのかもと思っています。 (2017年4月8日 16時) (レス) id: cc86b7eb97 (このIDを非表示/違反報告)
しんち(プロフ) - 嫁さん» ありがとうございます。いつか。わかってもらえるとうれしいなぁ。と私も思ってます。同じ気持ちでいていただいてすごくうれしいです。 (2016年6月25日 23時) (レス) id: c77ad45416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しんち | 作成日時：2013年11月22日 1時
