標的118 話したかった ページ28
｢…ごほっ｣
｢とりあえず解熱剤は渡しておくからこれ飲んだら少しは楽になるわ｣
｢ありがとう…｣
ヴィエトルから渡された薬は怪しげな色をしている。それに気付かないふりをしながらゴクリと飲み込んだ。
｢あ、ヴィエトル。このリング知ってる？｣
そう言って先程母親から貰ったリングをヴィエトルに見せた。しかし、ヴィエトルは首を傾げ分からないと答える。
｢死ぬ気の炎が灯ったんだけど、いつもと様子が違うくて…｣
｢新しい炎ってこと？｣
｢多分…｣
｢このことはリボーンに伝えとくわ♡兎に角、今は体を休めなさい。あと、部屋の前で盗み聞きは良くないから辞めるのね｣
そう言われると襖が開き、山本が顔を出した。
｢ハハッ気付かれてたか。流石小僧の友達だな｣
｢…武くん｣
突然の山本の登場に風磨は布団を首まで被った。
｢アタシはお邪魔ね。暫く日本に居るつもりだからまた会いましょ♡同じ風の炎を持つ人間同士仲良くなれそうだわ♡｣
｢ありがとう、ヴィエトル｣
｢ちゃおっ♪｣
そういうとヴィエトルは風のように去っていった。山本は風磨の布団のそばに座った。
｢ごめんね。こんな格好で｣
｢こっちこそ急に悪ぃな。学校のプリントとか届けたかったのと…｣
｢？｣
｢オレがAと話したかったから｣
その言葉を聞くと風磨はギュッと掛け布団を握りしめ、叫びそうになったのをぐっと堪えた。
｢う、うん。私も武くんと話したかった｣
｢で、最近学校で起きたことなんだけどな__｣
最近至門中学という所から7人の転校生が来たこと。うちのクラスにもシットッピー(？)と古里炎真という子が来たこと。野球部にも新入部員が来たこと。そしてその転校生がシモンファミリーというマフィアだったということ。
7日後にツナが正式にボンゴレファミリーの10代目ボスになるということを教えてもらった。
｢7日後にツナが…｣
｢日本でやるらしいけど来れそうか？｣
｢うん、ヴィエトル…さっきの風のアルコバレーノに薬貰ったし早かったら明日か明後日には学校行けるよ｣
｢良かった！｣
ニコニコと笑う山本に風磨は頬を赤らめた。
｢あの、な｣
｢ん？｣
暫く沈黙が続いたあと山本から口を開いた。ソワソワとしていて何処か落ち着いていない。
｢こんなとこで言う話じゃねえかもだけど、オレ__｣
＊山本から告げられる言葉。その真相は___？！
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グエグエ(プロフ) - めっちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2022年3月18日 23時) (
レス) id: 403aa74004 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - (꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆ ｽｺｽｺｽｺｽｺｽｺｽｺﾃﾞｽ (2022年3月4日 23時) (レス) id: 9afc0ca98b (このIDを非表示/違反報告)
豹華(プロフ) - 乱桜さん» ありがとうございますっ！原作終了までは書く予定です！これからもよろしくお願いします！ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 57cd4ad663 (このIDを非表示/違反報告)
乱桜(プロフ) - 久しぶりにREBORNにハマり読ませていただきました。 読んでてキュンキュンしながら楽しかったです！！！継承式編も書く予定でしたら楽しみにしています！！ (2022年1月19日 4時) (レス) @page26 id: 2af569d49d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豹牙 | 作成日時：2021年12月26日 12時
