【妖怪ウォッチ】妖怪たちと夢主のゾクゾク(？)怪談話。【擬人化、一部キャラ性転換注意】

雑談 ページ8

フゥッ

大やもりが蝋燭の火を消した。

「なにそれこわい」

大ガマが呟いた。

「短くてごめんね」

「いやいや、別に良いズラよ」

駒川兄弟の兄、駒川 蒼太がいった。

「んじゃ、あたしはまた寝るねー。おやすみ」

マイペースな彼女は、すぐにタオルケットにくるまり寝息をたてた。

「……かわいいな」

大ガマが、ボソリと呟く。

「お？お？お？正也は従妹に好意があるようで？？」

グレるりんが無駄に良い耳で聞き、大ガマを煽る。

「…ちげーし……」

半ば苛ついたような表情でグレるりんをにらみ、そう言った。

「俺と大やもりはな、ちっせーときからよく遊んでたんだよ。おにーちゃんなんて呼んでな」

おにーちゃんと言うところだけを裏声を聞かせていた。

「幼馴染みの従兄弟ですか、はいそうですか」

天狗が聞き流す。

「どう考えても恋愛フラ」

「いわせねーよ？つか従兄弟って時点で恋愛フラグボッキリ折れてっから」

「ちっ」

Aが言おうとしたものの、大ガマに阻止された。

「…あ、そうだ…ねーねー、次誰だっけ」

Aが聞くと、

グレるりんにお前だよ！！とツッコマれた。

「あ、そっか…にしてもすごいみんな怪奇現象に見舞われてるねー……あたしらホラーに縁があるのかな…

んじゃ、話すよー。
これは、私が小さいときのことなんだけどねー…」

夢主【お父さんの実家で】→←大やもり【修学旅行の帰りのバス】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す