【妖怪ウォッチ】妖怪たちと夢主のゾクゾク(？)怪談話。【擬人化、一部キャラ性転換注意】

ぷ　ろ　ろ　ー　ぐ ページ1

とても暑く、真夏のような気温。
この温度に関わらず、今は七月中旬。
夏休み初日。

私立桜河高校に通うバラバラな性格の少年少女たちがとある少女の大きい自宅に集まりました。

その少女の名前はA。高校2年生。

夜、和風の彼女の家の広間の戸をすべて閉め、少年少女は百本の蝋燭を囲い、その蝋燭全てに火を付けました。

彼らがやろうとしているのは百物語。

一人一人が順番に怪談話をして、1つ話をするごとに1本蝋燭の火を消す。

全ての火を消すと、不思議で怖いことが起こるらしい。

夏休みの肝試しにはもってこいでした。

元々怪談話をするとその空気を好み霊が寄ってくるらしい。

「順番どーする？」

Aが欠伸をしつつ言った。

「時計回りでいいんじゃないかなぁ」

水色の髪をポニーテールにした髪型の少女が言う。

「さっすが吹雪、頭良いね」

吹雪と呼ばれるその少女は、ありがとうとAに笑みを浮かべる。
彼女はAと同じクラスで、共に行動することが多い。

「ほらほら、早く始めんか」

吹雪の従姉妹である百合香(ゆりか)も百鬼と言うチームネームで参加している。

少年少女たちの、恐怖の時間が始まる───

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