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翌朝、目を覚ますとパンの焼けるいい匂いが鼻腔をくすぐった。
「いい匂い」
スン、と鼻を鳴らしてパンの焼ける香りを堪能しているとぐうぅ、とお腹が鳴った。
「……お腹空いた」
小さく呟いてベッドから降りるとキッチンに見慣れた後ろ姿が立っていた。
「おはよう、雨。よく眠れた？」
「……おにー、ちゃん
おはよう、事故ったかと思ってた」
くぁ、と欠伸を零しながら作業をしているお義兄ちゃんに返事をすれば彼はなっ、と声を上げる。
「ふぁ、2日も帰ってこなかったんだし
事故ったか、実家帰ったかと思った」
欠伸をしながら目をこするとお義兄ちゃんは「運転には自信あるんですぅー」と唇を尖らせた。
「……、うん、」
「何その疑いの目は
雨だってお義兄ちゃんの車乗ってるじゃん」
彼に言われ、ほとんど寝てるけどね、と答えると酷いー、と言われた。
「ほれより、就活さっさとしたら？
正規雇用、難しいんでしょ？」
ブルーベリージャムが塗られたトーストを齧りながら言うと、彼はんー、まぁー、と声を漏らした。
「……派遣でもいいから就職しときなよ
母さん達の仕送りも少ないんだから」
最後の一口を牛乳で流し込むとお義兄ちゃんは小さく頷いた。
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ディア★ - 私も一気読みしましたｗｗ味噌汁…面白いです！ (2017年5月5日 8時) (
レス) id: 2edc2cd451 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - 一気に読みました(≧∇≦)すごくおもしろかったです！ やはりヤンデレはいいですね…！続きが楽しみです！ (2017年4月23日 8時) (レス) id: baed0ca59d (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - ２月２２日の出来事がめっちゃ微笑ましい！ (2017年2月22日 18時) (レス) id: 9ddb2aed53 (このIDを非表示/違反報告)
さうざんど☆さまー - 続編おめでとうございます！雨君とお義兄ちゃんかこれからどうなっちゃうのか……続き期待です！ (2017年2月18日 14時) (レス) id: 2a11decd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンネ | 作成日時：2017年2月18日 0時
