百五十話 ページ34
NOside
加州はすぐに杏子の傍まで駆け寄ると、そのまま彼女を抱きかかえ、闇武者から距離をとった。
加州「っ・・・杏子!大丈夫?」
杏子「う、うん。だいじょ、っ!清光!怪我して!」
加州「えっ?・・・あぁ、さっきの」
杏子は加州の腕(二の腕の所)に切り傷があるのをみつけると、途端に顔を青ざめた。
杏子「わ、私の、せい?」
加州「なっ!違う!これは俺が勝手に作った傷だよ!杏子は何も悪くないよ。大丈夫だから、だから、そんな顔しないで。可愛い顔が台無しだよ?」
そう言うと、加州は杏子の涙を人差し指で拭い取った。すると、
杏子「清光!」
杏子は何かが吹っ切れたかのように大粒の涙を流すと、そのまま加州に抱き着いた。加州は杏子を抱きしめ返すと、そのまま頭を撫でた。
加州「ごめんね?来るのが遅くなって。もう大丈夫から」
佐藤「なっ!?加州清光!?何故ここに」
明仁「!おい!空間が壊れているぞ!」
佐藤「なに!?」
「おやおや、意外と脆いのう」
その声と共に、杏子達がいた空間はガラスのようにパリッーン!と割れた。
「私が少し触れただけで簡単に崩れ落ちてしまった」
佐藤「なっ!活撃本丸の霊菜!?」
霊菜「いかにも」
凛「!主!みんな!」
(人2)「遅くなってごめんね!もう大丈夫!」
(人1)「ここまでよく頑張った。あとは任せて」
桔梗「・・・・ハハッ、頼もしい限りだなぁ」
霊菜「ふむ。黒い武士か。なんとも面妖な。だが、私達が相手するまでもない。・・・・結月!」
そう言うと、霊菜の横を結月が通り過ぎて行った。そして、
ザシュザシュザシュ・・・!
そのまま数十体もいた闇武者を、一瞬にして倒した。
霊菜「おぉ〜、流石は結月。やはり若いというのは良いなぁ〜」
結月「・・・・あの、もしかしてではありますが、それが私一人にやらせた理由ですか?」
霊菜「ハハハッ、さてどうだろうな」
結月(絶対そうだ)
千鶴「!私達があんなに手こずった相手を、一瞬で倒した!?」
華蓮「あの子、凄い」
明仁「なっ!クッ、小娘が!俺達の邪魔を「‹チャキ›動かないで」!」
「抵抗すれば、斬る」
明仁「!?政府の巫女?!」
蝶華「いかにも。まあ、別に覚えられずとも、どちらでもよろしいのですが」
政府の巫女達は佐藤と明仁を囲み、二人に刃を向けていた。
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