検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:15,704 hit

百四十四話 ページ28

杏子side

杏子「!」

美月「ここまで心配してくれている者がいるというのに、お前ときたら、その男どもの口車に引っかかろうとして来た。

まったく、困った奴よの。だが、お前がもし、その者達の手を取り、我々は助けようというのであれば、私達は止めない。だが、今のこの状況を知らぬ清光が、そのことを知ったらどう思うか。そのことも踏まえ、よく考えよ。


杏子」

私は彼女の話を聞いて、未だ回らない頭を無理矢理回らせ、記憶を含め、たくさんのことを考え始めた。多少、頭は痛くなるかもだけど、そんなの今は関係ない。

今のこの状況に最善な行動は何か、どの選択をとればいいのか。よく考えろ。そう思っていると、


杏子!!


杏子「っ・・・・!」

誰かの声が聞こえた。それが誰の声なのかは、未だ分からないけど、でも、何処かで聞いたことのある。優しくて、何処か温かいその声は、いつも私のことを、心から笑顔にさせてくれる。

どんなに辛いことがあっても、その人はいつも傍にいてくれた。何があっても、どんなことがあっても、は私のことを見捨てることなく、いつも傍にいてくれた。

いつも、何時も。どんな時でも。


杏子「・・・・あっ」

そっか。そうだよ。私、何を考えていたのだろう。もう答えが出ているのだから、その答えをぶつければいいだけじゃない。

何をそんなに深く考える必要があったんだろう。本当、自分が馬鹿になったみたいで笑える。いや、もう既に馬鹿になっちゃったかな?

杏子「・・・・三葉

三葉「!杏子!」

杏子「ごめんね。三葉。私、三葉やみんなが思っている以上に馬鹿になっちゃったみたいなの。どうしたらいいと思う?教えて?

三葉「!・・・・フッ、そんなこと、分かるわけないだろ?馬鹿」

杏子「ハハッ、それもそうだ」

三葉「フフッ、ていうか、お前泣くとブスになるんだな。初めて知った」

杏子「何言ってるの?私は、どんな時でも可愛いの!

三葉「っ・・・・ハッ、そうかよ。バ〜カ」

杏子「・・・・三葉

三葉「ん?」

杏子「いつも、心配かけて、ごめんね






































それから







































いつも、助けてくれて、ありがとう





百四十五話→←百四十三話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 女審神者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年8月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。