【刀剣乱舞】和泉守「18振りの刀剣女子化」堀川「それ、多すぎない？大丈夫？」和泉守「気にするなだってよ」 (ページ18)

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百三十四話ページ18

蝶華「それは？」

朱鳥「分からん。温もりがあるから何かしらの生き物であるのは今さっき分かったんだが、抱き上げた瞬間すぐに丸くなって」

蝶華「人慣れしてないのかしら？」

朱鳥「よくよく見ると、この子少し怪我をしているみたいなのよね」

結月「怪我をしているのですか？少し診せて貰っても？」

朱鳥「えぇ、どうぞ」

結月がそう言ってその生き物を診始めた。

(人1)「ねぇ、こんな所に生き物なんていた？」

(人2)「いや、いなかった気がするんだけど。いたとしても、いるとしたらポメぐらいだろうし」

結月「すみません。ちょっと傷の方診せて下さいね～。はい、良い子ですね～」

蝶華「なんかこの生き物、何かに似ている様な」

霊菜「見せてもらっても？」

蝶華「あっ、はい」

霊菜「ふむ・・・・少しこちらに顔を見せておくれ～」

(人2)(どんな生き物なんだろう？)

霊菜「うむ。ありがとう。随分可愛らしいなぁ。どれ・・・・この生き物、動物ではないな。妖怪の類か。少し小さいが、獅子王の相棒の鵺であろうな」

朱鳥「はっ？この小さいのが？」

(人1)「小さい、鵺？」

(人2)「もしかして」

その言葉を聞いて、(人1)と(人2)は顔を見合わせてすぐに蝶華に言った。

(人1)「ねえ、ちょっとその鵺を見せて貰ってもいい？もしかしたら、知っている子かもしれないから」

蝶華「そうなのですか？分かりました。どうぞ」

結月「ちょうど、手当ても終わりましたよ」

(人1)「ありがとう。獅子王。悪いんだけど、一緒に確認してもらってもいい？」

獅子王「おう。分かった」

そう言いながら、(人1)は獅子王と共にその鵺を近くに来て見始めた。

(人1)「う～ん、また丸まっちゃったから、毛むくじゃらと言うのしか分かんないなぁ」

獅子王「だな。って、主？毛むくじゃらって」

二人がそう言いながら見ていると、獅子王の肩に黙って乗っていた鵺が少し前に出ると、その小さい鵺を優しくポンポンと叩いた。すると、その小さい鵺はすぐに二人の方を向いた。

(人1)「！やっぱり」

獅子王「ポメ！」

ポメは二人と鵺の姿を見た瞬間、すぐに涙目になった。