【刀剣乱舞】審神者「18振りの刀剣女子化」加州「って多くない？」審神者「細かい事は気にするな」

四十二話 ページ48

〜本丸〜

大和守「ただいまぁ」

三葉「出陣部隊、帰ったよ〜」

(人2)「おかえり〜。お疲れ様〜」

(人1)「おかえりなさい。みんな怪我はない？」

堀川「怪我はないんですけど、風香が疲労で少し過呼吸になりかけで」

(人1)「なら、堀川と風香は部屋に戻って休んでて。安定は私の部屋の来て戦績報告を。三葉もおいで」

三葉「うん」

(人2)「よし！それじゃあ、解散！」


堀川side
出陣から帰ってすぐ、主さんの指示で部屋へと戻った後、風香を布団に寝かせ、僕はあの子が起きた時用にお茶を淹れに厨へと行っていた。

出陣では過呼吸を起こさなかったけど、一戦目にしてすぐに息切れするなんて、まだ出陣させない方が良かったのかもしれない。

そう思いながら、お茶を持って部屋に向かっていると、

「おい、国広」

堀川「えっ？あっ、凛さん」

後ろから声がしたと思い振り返って見ると、昨日まで兼さんと一緒に遠征に行っていた凛さんがいた。

堀川「おかえりなさい。どうしました？」

凛「いや、風香が今日初めての出陣に行ったって、三葉から聞いてね。その後の風香のことが気になってね。それで、どうなの？風香の方は」

堀川「はい。怪我はないんですけど、ただ、一戦目でだいぶ疲れが出て来てしまって」

凛「疲れが？」

堀川「はい」

凛「そう。なら、風香に無理しすぎないようにって、伝えてくれない？」

堀川「分かりました」

凛「それと、これは和泉守からお前に」

堀川「？」

凛「あまり考え込みすぎるな。だってさ」

堀川「えっ？」

凛「じゃあ、確かに伝えたから、お互い大変だろうが、頑張れよ」

堀川「あっ、はい」

凛さんはそれだけ言うと、そのまま来た道を戻って行った。それにしても、僕、そんなに考え込んでいたかな？自覚がないや。

そう思いながら、自室へと戻った時、

「ﾊｧ・・・・ﾊｧ・・・・ほり・・・・かわ・・・・くん」

堀川「！」

部屋で息切れをしながら僕を呼ぶ風香の声が聞こえた。もしかして、そう思った僕は、すぐに障子を開けると、

風香「ﾊｧ・・・・ﾊｧ・・・・」

堀川「！風香」

風香が過呼吸を起こしていた。僕はすぐに傍に駆け寄ると、お茶を隣に置いて背中をさすった。

堀川「大丈夫。大丈夫だよ。ゆっくり呼吸をして」

そう言うと、風香はその通りに呼吸をし始めた。まさか、少し目を離した瞬間に過呼吸を起こしてしまうなんて。僕も油断してた。

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