【刀剣乱舞】審神者「18振りの刀剣女子化」加州「って多くない？」審神者「細かい事は気にするな」

三十八話 ページ44

堀川side
(人2)さんの上司さんの話では、口移しをすることで神気を分ける事ができるそうな(本当かどうかは分からないけど)

でも、これをすることで、あの佐藤から受けた行為の対処に繋がるのなら。そう思いながら、しばらく口吸いをした後、すぐに口を離し、彼女の顔色を見た。

堀川(女)「ﾊｧ、ｳｩ」

女の僕は、口元に手を当てながら頬を赤くし、涙目で僕の方を見ていた。

堀川「ごめんね？急なことでびっくりしたよね？嫌だった？」

堀川(女)「・・・・いやでは、なかったです」

堀川「！そっか」

それを聞いて、僕は少し安心できた。これをしたことで、恐怖に怯えたらどうしようと思っていたけど、何事も無くて良かった。

堀川(女)「ｸｼｭﾝ！」

堀川「あっ、大丈夫？」

今気づいたけどこの子、シャツ一枚で結構寒そうな服装をしている。それに外はもう夕焼け空だ。そりゃあ、寒いよね。そう思いながら、僕は自身の上着を女の僕の肩にかけた。

堀川「これ着て、ちょっと待っててね」

堀川(女)「・・・・ｺｸｯ」

そう言うと、すぐに彼女の足に着いている足枷を外すべく、鍵を探し始めた。

・・・・しばらくして・・・・

堀川「あっ、あった」

しばらくして、鍵を見つけるとすぐに彼女の傍に駆け寄り、そのまま足枷を外した。

堀川「これでもう大丈夫だよ。風香(ﾌｳｶ)」

堀川(女)「あ・・・ありがとう・・・ございま・・・ん？風香？」

堀川「あっ、ごめん。そう言えば言ってなかったね。実は主さんが、僕らと見分けるために、君達刀剣女士には名前を付けているんだよ。駄目かな？」

堀川(女)「いえ、駄目じゃ、ない、です」

堀川「そう。良かった。あっ、そろそろここから出るけど、立てる？」

風香「・・・・ごめんなさい。立てないです」

堀川「じゃあ、僕がおぶって行くよ。乗って？」

風香「ごめんなさい」

堀川「気にしないで」

そう言いながら、僕は風香をおぶってすぐに、建物から出てすぐに本丸へと戻るべく歩き出した。その時の風香はずっと、僕の服を掴んだまま震えていた。









・・・・堀川国広の刀剣女士 救出＆仲間入り・・・・

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