二十四話 ページ28
凛side
和泉守「大丈夫か？」
凛「あ、あぁ、悪ぃ。足を引っ張った」
和泉守「あっ？」
完全に油断していた。不安と恐怖で頭がいっぱいになって。上手く立ち回りできなかった。同じ和泉守兼定として、カッコ悪い。
そう思っていたら、
和泉守「・・・・ﾊｧ、ちょっと我慢しろよ」
凛「えっ？わっ！」
和泉守は凛を姫抱きした。それに驚いた凛は混乱していた。
凛「えっ！はっ！？ちょっ！何してるの！？馬鹿なの「あぁ、うるせぇー！」ﾋﾞｸｯ!」
和泉守「いい加減にしろ。お前、俺とは違う性格してんのに、文句ばっか言うな！」
凛「！気づいてたの？」
和泉守「まあな」
凛「・・・・いつから気づいてたの？」
和泉守「この時代に来た時」
凛「そう」
バレてた。同じ自分に。同じ和泉守に、ここに来た時からバレていた。
和泉守「なんで無理してまで、俺に似せようとしてんだよ」
凛「だって、私がお前と違う性格だって知られたら、何を言われるか」
そう言うと、和泉守は再びため息をこぼした。
和泉守「あのなぁ。お前は知らねぇかもしれねぇが、アイツらにだって、違う所はいくつもあるんだ。お前だけが俺と違う所があるって訳じゃねぇよ。
主だって、そんな違う所があっても、気にしたことは一度もねぇよ」
凛「・・・・」
和泉守「だから、あまり無理して似せようとすんな。馬鹿」
凛「・・・・別に馬鹿じゃないし」
和泉守「馬鹿だろ」
凛「いや。私はお前みたいな馬鹿優しくないよ」
凛はそう言いながら下を向きながら、和泉守の肩にもたれかかり、静かに涙を流した。
〜本丸(審神者部屋)〜
(人1)「なるほどぉ。何処か無理してるように見えたのは、そういう事なんだね」
凛「えっと、なんかその、ごめんなさい」
(人1)「謝らなくていいよ。こっちこそ、気付いてあげられなくてごめんね。これからは無理して似せるような事はしなくていいよ。自分らしくいて」
凛「・・・・うん。ありがとう。主」
(人2)「あら、素直で可愛い。あっ、折れてしまった靴に関しては本当にごめんね。こっちで直ぐに新しい靴に変えるから」
凛「あっ、大丈夫だよ。気にしてないから。そんなすぐじゃなくて良いから。ね？」
(人2)「まあ、良い子。そんでもってカッコ可愛い！」
(人1)「本当にね。和泉守も凛みたいないい子だったらね」
和泉守「どういう意味だよ！」
凛「アッハハハ」
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KICU(プロフ) - 勘違いではございません！私自身間違えていました！鮭。さん。教えていただきありがとうございます。続編も作成・修正中ではありますが、続編でも楽しんでください。 (2020年10月12日 3時) (
レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
鮭。 - 申し訳ありません。僕の勘違いかもしれませんが【へし切長谷部】くんは「切り」に送り仮名がないように感じます。僕が間違っていたら本当に申し訳ないです……。この小説、とても好きです！！更新頑張ってください！続編を今から見に行きます！！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
KICU(プロフ) - なん、ですと！？教えていただきありがとうございます！最近こっちの小説の方は見なかったので気付くのが今になってしまいましたが、 絢斗さん。教えていただき、本当に本当にありがとうございます！ (2019年12月17日 3時) (レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 作者さん誤字です 「龍神刀…龍の神の刀と書く」ですよ (2019年4月25日 19時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - あっ間違えました。 三葉の花言葉には「幸福」なんてないですよ。「私を思いだして、」・「約束」・「復讐」ですよ。 (2019年4月25日 18時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
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