CASE:06 レプリカ届く。 ページ8
松田先輩への気持ちか――。
さすがに今は自覚してるけど…最初は確かに"憧れ"からだった気がする。
お兄ちゃんに誘われて、彼らは何度か家に来たこともあって、私はすれ違う程度のことが多かったから…その時は恋愛感情はなかったけど。
今思うと、少しずつ惹かれていってたんだろうなぁ…。
私は萩原先輩からのメッセージを見ながら、昔のことを思い出していた。
* *
萩原先輩と再会してから、3日後の昼休みのこと。
萩原「やっほー!Aちゃん。ご飯食べ終わったかい?」
交通執行課に、またひょっこり彼が顔を出した。
A「萩原先輩!…お昼終わってますよ、何でしょう?」
萩原「…なら、いいね!"ご注文の品"、お届けにあがりやした。」
("ご注文の品"…?先輩に何か頼んでたっけ?……あっ!)
そう言って…彼は私のデスクに、"A4紙がすっぽり入るサイズぐらいの紙袋"を置いた。
紙袋を置く際、ある程度重量がありそうな重い音がしたので…私は中身を確信する。
A「さっそく作って持ってきて下さったんですね。」
萩原「爆弾のレプリカ持ってきたら喜ぶ女の子なんて、初めて会ったよ。」
A「あは、そうでしょうね。でもお兄ちゃんがやってることを真似するのが大好きだった私は、分解も組立も一緒にやってましたし…。…さて。工具、工具。」
私が足元から工具を出している間に、先輩はレプリカを袋から出してくれていた。
萩原「えっ、デスクの下に工具置いてんの!?…まるで陣平ちゃんだ…。いや、参った。Aちゃんの本気…受け取った!さて、本気度も分かったところで…腕出して。」
A「えっ、腕…?えっ、えっ、ペナルティありですか!?これ!しかも、"
なんて言いながらも、私は両腕を萩原先輩に差し出した。
すると、めでたく"低周波を通すためのパッド"が付けられる。
萩原「おっ!いいねぇ、状況判断と把握バッチリ!ペナルティもなきゃ緊張感なくなっちゃうでしょ?…んでもって。お兄さん…素直な女の子は大好きですよー。よし。じゃあ、スイッチ入れるよ…
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真桜(プロフ) - ゆーちゃんさん» 素敵なイベントを企画していただきましてありがとうございます。これからも更新頑張りますので、気長にお付き合いいただきましたら幸いです! (2023年2月16日 22時) (レス) id: f4843bb162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - イベントご参加ありがとうございますっ!今ログイン外してますが主催者です。松田さん推しなんだめっちゃ嬉しいです💕内容もとても素敵ですね……! (2023年2月16日 13時) (レス) id: 51b4a898de (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - 星空ブリキさん» めちゃくちゃ面白いなんて言っていただいて、こちらこそ涙です!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので気長にお付き合い下さい! (2023年2月11日 13時) (レス) id: f4843bb162 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - コナンくんのお話募集で見かけましたが、めちゃくちゃ面白いです! じんぺーちゃん大好きなので(語彙力低下&感動の涙)嬉しいです! (2023年2月11日 11時) (レス) id: 1b71b0aa8f (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - マリイさん» コメントありがとうございます。私も、松田さん大好きです!これからも更新頑張りますので、どうぞお付き合い下さい。 (2023年1月15日 10時) (レス) @page11 id: 82ec522b20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真桜 | 作成日時:2022年12月24日 0時