続き ページ7
自分らしさを持って、
笑顔で、
隠して、
生きていこう。
自分らしさってのはよくわからないけど。
正しい笑顔なんてわからないけど。
本音なんてわからないけど。
何故生きようとするのかわからないけど。
静かに過ごしているのが
あなたたちの地獄。
でもそれが私の天国。
あんたたちが楽しそうに騒いでいるのが
私にとっての地獄。
でもそれがあんたたちの天国。
気持ちの差異に気がつけないのね?
あんたたちが楽しそういしていると腹が立つ。
今日もその日常を繰り返すんでしょう?
あなたたちの楽園を繰り返すのでしょう?
私の地獄を繰り返すのよ?
あんたたちの“普通“で苦しむ人もいる。
この事実に気づけないうちは完璧とは言えないよ。
あんたたちの完璧は永遠に来ないのでしょうね。
病名すら、
病気の存在すら、
そんな人の存在すら、
知らないまま生きていくのでしょう?
もしも知ったとして、
「みんなに言えばいいじゃん」
「少しおとなしくしようとすればいいんでしょ」
なんて言って終わるのでしょう?
どうせ口だけ。
弱者の気持ちを考えようとはしない。
目の前の楽園を求める。
人前で言えるわけないじゃない。
音楽で耳が痛くなるくらいにうるさくしても、
雑音が刺さってくるの。
特定の音に刺さるの。
人前にいるときの音も怖い。
自分の足音にだって。
風の音だって。
自分の髪が擦れる音だって無理なのよ?
できるわけないじゃないの。
もしそれでうざがられたら?
噂声がまた刺さるのでしょう?
周りから自分を分断しようとしても
それは叶わない。
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作者名:黒洞揚羽 x他6人 | 作成日時:2020年11月29日 1時