ポートマフィアの娘は愛を知らない【文豪ストレイドックス】

愛の欠片六 ページ7

広津side


昨日、ボスが仕事を休まれた。



昨日までは



「広津くん、私の子供、女の子だったのだよ！」



という感じで、嬉しそうに毎日同じ自慢話をされていたのに…。



昨日はあまり、元気のなさそうな声色だった気がする。



何かあったのだろうか。



と私が考えるのには理由がある。



いたって簡単だ。



ボス直々の呼び出しを受けたのだ。




しかし、思い当たる理由は一つもない



どんな任務だろうか。。



考えていても仕方がないので、ボスの執務室に重い足を運ぶ。


その問いの答えー



ボスから与えられた命令は、予想の斜め上を越えていったのだ。



そんなこともつゆ知らず、ドアをノックする。



広津(以後広)「ボス、広津です。」



森「入りたまえ」




この言葉を合図に、私は部屋へと足を進めた。




そこには、黒服の男に囲まれた、我らがボス、[森鴎外]が座っていた。

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