藍沢先生の日常

13 ページ39

橘「藍沢は…とにかく何事にも熱心だな」


藍沢「ありがとうございます…」



緋山「藍沢のいいところは…絶対弱音を吐かない」


白石「確かに言われてみればそうかも…」


藤川「弱音、吐かなすぎだけどな」


新海「確かに藍沢の弱音…聞いたことないですね」



白石「藍沢先生のいいところはね……なんでも助けてくれるところ」


横峯「確かにスーパーヒーローみたいですよね」


冴島「本当に困った時に一番頼りになりますからね」


藤川「えっ？俺じゃないの？」


緋山「どうやら困った時に頼るのはあんたじゃなくてみんな藍沢みたいね」


藤川「え？お前らはまだしもはるかー！」


緋山「うるさい！次！次は…灰谷」



灰谷「えっと……藍沢先生は何でもできる」


横峯「ちょっと灰谷先生！範囲広すぎだよ！この後に言う私たちとかぶっちゃうじゃん！」


灰谷「ご、ごめん……」


藤川「でも灰谷のなんでもできるって言いたくなる気持ちわかるな…」


緋山「確かに、腕も一流、頭もいいし、走るの早いし…」


新海「藍沢の弱みは…くすぐり位ですね」


橘「そう言われればそうだな…」



褒められまくって、普段褒められることに慣れていないのかどうしていいのかあたふたしている藍沢。



藍沢「その辺でやめろ」


冴島「藍沢先生、王様の命令は絶対ですよ」


藍沢「………」



照れつつも困り顔の藍沢。


その後も……


横峯「藍沢先生は…指示が的確でわかりやすいです！」


雪村「藍沢先生ののいいところというと…咄嗟の判断力ですかね」




名取「藍沢先生のいいところは話を最後までしっかり聞いてくれるところです」


緋山「それ、私がちゃんと話聞いてないって言いたいわけ？」


名取「いや、まったくそんなこと…」



少し気になる名取の発言がありつつも


冴島「藍沢先生のいいところは努力家なところですね」


白石「藍沢先生、フェローの時からすごかったもんね」


緋山「フェローの時はもっととがってたけどね」


冴島「そう考えたらだいぶ優しくなりましたよね」


えっこれで！？


という表情をしているフェローたち。


それを無視しながら

藤川「藍沢は元々根は優しいけど言葉が冷たいだけなんだよな」


冴島「そうですね。何やかんやでいつも他人を最優先に考えてますし」


橘「人に頼らずなんでも自分で解決しようとするのは藍沢の悪い癖だな」


新海「そうですね」


と会話を続ける。

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す