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新海「この医学書について本格的に動き始めるのは年明けからなんだ。今年の年明け以降は俺もお前も忙しくなるな」
藍沢「あぁ」
新海「まぁ、忙しくなる前に飲み行こうぜ」
藍沢「そうだな」
お互いの目標に向かって切り開いてきた未来。
共に年明けから新しい道を歩きはじめるためその前にグラスをかわそうという新海の提案には俺も賛成だった。
互いの成果に心から祝福しあう中この光景を妬ましく思っている奴がいることに俺も新海も気づかなかった……
「藍沢先生ー！」
そう俺を呼んでいるのはフェロー…ではなく脳外の後輩の北川。
脳外科の所属期間は北川の方が長いが医師歴は俺の方が長いため形上は先輩。
順番で言うと西条先生→新海・俺→北川という順番になり後輩というものの脳外全体で見れば北川はシニアに入っていてもおかしくない。
北川「これ、やっといてください」
そう言って北川が持ってきたのは先日北川が執刀したオペの資料。
藍沢「これ、お前が執刀したオペだろ？」
北川「そうですけどーやっといてください」
藍沢「自分でやれ」
そう言ったと同時にタイミングよく胸ポケットのPHSが鳴りだし俺は救命へと走りだした。
北川「チッ………」
だから聞こえなかった……
気づかなかった……
北川の俺への恨みのこもった舌打ちに……
視線に……
--------
新海side
新海「それで……」
珍しく藍沢と昼飯の時間が重なり一緒に食事をすることになった。
藍沢はほとんど話すことなく俺の話にたまに相槌(あいづち)をうつくらい。
まぁ、いつもの事だ。
特に気にせず話を続けていると「藍沢先生」と藍沢を呼ぶ声。
誰かと思い俺も藍沢と共に声がした方を振り向くとそこにいたのは脳外の新人の北川だった。
北川「藍沢せんせー、これ西条先生からなんですけどー、やっといてもらえます？俺忙しいんで」
そう言って北川が俺たちの座っている席の机の上に置いてきたのはカルテやそのほかの書類などたくさんの書類の数々。
でもそれはよく見ると北川に振り分けられた書類仕事で藍沢がやらなければならない分ではない。
藍沢「これお前の仕事だろ？」
新海「北川、自分の仕事は自分でしろ」
北川「でも俺忙しいんで」
そう言って北川は俺たちの返事を聞くことなく去っていった
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明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます！応援してくださり、本当に嬉しいです。なるべく早く完結させられるように頑張ります。 (2019年9月15日 18時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - 新型感染症シリーズ続き楽しみすぎて眠れません((o(´∀｀)o))応援してまっっす！！ (2019年9月8日 21時) (レス) id: c24ed78064 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛子さん» ありがたいことに、たくさんの方からリクエストをいただいていますが、遅くなってしまって宜しければリクエストは受け付けています。 (2019年9月8日 14時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 今リクエストたまってますか？ (2019年9月7日 12時) (レス) id: 0fe946f898 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。夏休みにもかかわらず中々更新できず、すみません。更新可能な日は更新しますので楽しみにしていてください！ (2019年8月16日 16時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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