101回目の告白〜2〜

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〜玲於side〜


隼「まあ、どっちも鈍感コンビでいいんじゃない？」



玲「な、なんだよそれ…」



隼「もうとっくに気づいてたのかと思ってた」



玲「だって俺……」



恋愛とかしたことねえもん…



隼「あぁ、そっかそっか

玲於ちゃん純粋だもんねぇ」


玲「う、うるせぇ、馬鹿にしてんだろ！？」



隼「いや、まぁ、最初に恋したのが

Aちゃんで良かったんじゃない？

すごくいい人そうだし」



そうかあ……



Aが俺の





'初恋相手'ってこと、だよな？？



玲「あぁぁー、どうしよう

隼がそんなこと言うから次会った時

どう接すればいいのか分かんねぇじゃん！！！」



隼「え、別に今までどうりでいいじゃん」



玲「その今までどうりっていうのはな！

俺がまだAの事を！！！」



隼「ことを？」



玲「す、……す、すす好き、って

気づく前だったから、普通に、その

抱きしめたり、とかできたけど…」


隼「そんな僕の前でも言えないようじゃ

本人にも言えないよ？笑」



玲「うっざ、そんなの分かってるし…」



隼「まぁ頑張れよ。僕は応援してる」



玲「…おう」



隼「あ、そういえば、莉奈さん知ってる？」



玲「誰だよ」



隼「本当にAちゃんしか興味ないんだな」



玲「うん。で、誰なの？」



隼「このクラスで、三年の中で1番可愛いって

言われてる人」


玲「んー、なんかいたようないないような」



隼「その人が、玲於の事好きなんだって」



玲「は？知らない興味ない」



隼「そんなこと言わずに」



玲「断っといて、その、莉奈？って言うやつに。」



隼「え、僕が言うの！？」



玲「だって俺女子苦手だし。」


大体ああいう人って性格に難があるんだよ…


あんまり好きじゃないし、関わりたくもない。


隼「…噂をすると、」


げ。


後ろを振り返ると


にこにこ笑顔でいる莉奈さん


玲「……なんか用すか」


莉「そんなに固くならないでよ笑

一応同じクラスなんだし？」


第一印象


可愛いけど俺は好きじゃない。←


Aより可愛いやつなんて


この世に存在しないし


てか、顔で判断したくないし。


玲「…ん。で？」


莉「いや、今日、もし良かったらなんだけど

一緒に帰れないかなーなんて「無理。」


莉「え？」


玲「先約いるから、無理。」


莉「そ、そっか…じゃあ、明日「無理。」


玲「とりあえずずっと無理だから。

じゃ、さよなら」


あの人に対して拒否反応を示し、


俺はそそくさと自分の席へ戻った。

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