101回目の告白〜2〜

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〜玲於side〜


「えっ、…いいんですか？」



玲「…別に、俺でよければ？」



こんなに素っ気ないのは、



多分俺の照れ隠し。



「…玲於先輩がいいです」



玲「あ、ほら、夜景綺麗だよ？」



「み、見れない…」



玲「いや、俺にしがみついてるくせに

見れねえのかよ笑」


「そ、そうですよね、こわくない…

うわわわわわわ」


玲「え、急にどうした笑」



「きっ、綺麗ですっ！！綺麗ですね、玲於先輩！」



玲「う、うん笑」


はしゃぎだして、観覧車が揺れて、


怖くなって、また俺にしがみついて


これの繰り返し。笑




夜景の写真を撮ったりしていたら



あっという間に時間はすぎて、



1周が終わるところだった。



「あっーー、観覧車もいいですね！」



玲「じゃあ今度は1人で乗ってみようか。」



「…それは、無理ですね…」



当たり前だ。


俺がいないと、あいつ何をしでかすか分からない


怖がりだし？


高所恐怖症だし？


なんかあいつといると、


俺が守んなきゃって気持ちになって。


これはあれだ。


恋じゃない。


兄弟みたいな、そんな感じ？？


って自分に言い聞かせた。


「…ぱーい、せんぱーい！！」


玲「…あ、なに？」


「考え事ですかー？」


玲「うん、まぁ、」


「へぇ、あ、今日はありがとうございました！

すっごく楽しかったです！！」


玲「よかった。また行こうな。」


ちゃっかり次の約束までしちゃって。


「えっ！また行けるんですか！？」


玲「連れてってやるよ」


「やったぁー！！」


本当に子どもみたいに無邪気だから、


なんでもしてあげたくなっちゃうな。


だめだ、俺。




Aに甘すぎ笑


玲「もう暗いし、帰ろう」


「はい！それではまた明日！！」


って言って帰ろうとするA。


玲「いやいやいや、お前馬鹿かよ。」


「えっ？馬鹿って…普通に帰ろうとした

だけじゃないですか。」


玲「こんな夜なのに女1人で歩かせられねぇだろ」


あ、そっか…？なんて言ってるA。


ほんと、こいついつか襲われる…


でも、


玲「1人で帰ろうとしたわりには

ずっと手繋いでたけど？どうしたの？」


俺のちょっとした意地悪。


「あっ、…一緒に帰りたいって

思ってたんですかね…？」


…俺が照れてどうすんだ、


いや、男がこんなの言われたら


ぜったい、


嬉しいにきまってる。



玲「じゃ、一緒に帰るか。」


「はい！！」




こんな幸せな日々も







あとどれくらい続くのだろうか

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