101回目の告白 (ページ30)

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玲「…俺、寝すぎて眠くない」

「私も今は眠くないです」

玲「いちゃいちゃでもしよっか」

「へっ！？しません寝ます！」

玲「なんだよー」

まだ熱引いてないんだ、玲於先輩

きっと熱が下がったらいつもより

冷たくなるんだろうなぁ…

「…せんぱい？」

玲「ん？」

「風邪うつったら、私の事看病してくださいね」

玲「えー、どーしよっかな」

「……玲於先輩のこと看病したの誰でしたっけ？」

玲「はい、すみません、Aです。

…するに決まってんだろー」

玲於先輩に優しく看病されているところを

想像するとニヤけが止まらない。

玲「……な、なんかやらしい事想像してる？笑」

「…え、し、してないですよ//」

玲「変態ですねぇ、Aちゃんっ」

「違います、変態なのは玲於先輩の

方じゃないですか！！」

玲「は、俺は健全で純粋な男の子だから」

あ、あながち間違ってなくて何も言えないぞ…

「も、もうすっかり元気じゃないですか！

では、私帰りますので！！」

ベッドから降りてそそくさと帰る準備をする。

玲「えっ、ちょっと、待てって！」

「なんですか！」

玲「風邪だからずっといてほしいとか、

そんな理由じゃなくて…」

「じゃあ何ですか…」

玲「親、ずっと帰ってこなくて…

その、一人で寂しいっつーか、…」

玲「お前がいた方が、楽しいんじゃねぇかなって…」

玲「俺、怖がりだからさぁ、少しでも

物音しただけで反応しちゃうし…

怖いからさ、いてよ…今日だけでいい」

手をぎゅって握られた。

震えてるの…？

「…あー、もう、分かりました。

いますから！だから、落ち着いてください…

それに…」

「…今日だけなんて、言わないで。

いつでも、寂しい時とか呼んでください、

私飛んでいきますから、！」

玲「……ほんと？」

「はい！」

やったぁって幸せそうに笑う先輩。

もしかしたらこれって、

玲於先輩を好きにさせるチャンスなんじゃない？