101回目の告白 (ページ23)

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～～～玲於side～～～

昼休みが終わって、

俺は頭が真っ白なまま教室に戻った。

隼「あ、玲於どこいってたん………

どうしたの」

隼も俺がナニカ変わっていることに

気づいたらしい。

玲「……別に。」

隼「顔色悪いって。保健室行ってきたら…？」

玲「…あぁ、」

なんか頭も痛くて、フラフラ気味になりながら

保健室に行った＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ガラガラ…

玲「…誰もいねぇのか」

俺は端っこのベットに横たわった。

思い出されるのは'さっきの事'

あの後、1人で屋上に行って。

屋上ってさ。

立ち入り禁止だから、いつ行っても

誰もいなくて。

1人になりたい時とか、…泣きたい時とか

よくここに来ていた。

だけど、今日は珍しく誰かがいて。

男と女、2人の話し声が

ドアの向こうから少しだけ聞こえた。

なんだよ、カップルいんのか…

誰だろう…って、ほんの少しの興味本位で

ドアをゆっくり開けた。

玲「………っ、」

そこには、キスをしている

涼太と

………A。

やっぱり、そうだったのか。

2人は付き合ったんだな。

だから、もう俺の事なんか忘れて

二人の世界で………

楽しんでたんだろ？

なんなんだよ、この気持ち。

モヤモヤして、あの光景が

何回もフラッシュバックして……

そして、泣きたくなるほど辛い。

何、これって…嫉妬、なの？

でも俺はあいつの事は好きではなくて。

きっといつも一緒にいたのに

急に離れてったから

寂しいって思ってるだけなんだろう

そう思い込んで俺はまた、

走るようにしてその場を後にした＿＿＿＿＿＿＿＿

玲「恋…って、何なんだろ」

俺は、昔からよく告白をされていた。

なんか、顔がかっこいいっていうのと、

塩対応な性格がすきっていうの、

上辺だけで好きな奴が毎日のように

告白してきた。

だから、当然女が嫌いになるわけで。

恋とかしたことがなかった。

だけど、高2のあの日、

Aに出会って、

Aだけは、俺の全てを好きになってくれた。

唯一、俺が話してて楽しいっていうか、

俺の中で、関係を続けてもいいって

許された、特別な女の子…

そうなんだぞ、A…？

折角、許してあげたのに

なんで自分から、離れていくんだよ…