101回目の告白 (ページ20)

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「あーあ、やっと昼休みかぁ」

涼「あ、Aっ」

涼太とは、あの事があってから

少し気まずいままだ。

「ん？どうしたの？」

涼「昼…一緒に食べない？」

涼太から誘ってくるなんて、珍しい

「うん、いいよ！」

涼「じゃ、行こ？」

「うん」
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涼「この前は、本当にごめん、俺、おかしくなってた」

廊下を歩きながら涼太にそう言われた。

「いいよ、気にしてないから」

涼「……A？」

「ん？」

涼「俺の好きな人、誰だか知ってる？」

「あ、そうそう、私ずっと美玲かと

思ってたんだよねー」

涼「……鈍感かよ」

「へ？」

涼「あ、玲於先輩いるよ？」

一瞬私と目が合ったけれど

すぐ目を逸らされた

涼「あれ、いっちゃった

Aの事見たはずなのに」

「今さ、私玲於先輩から離れてるんだ」

涼「は？」

涼太にも話した、あの事を。

涼「へぇ、そんなに好きなんだね」

「…うん」

涼「……の……も……で」

「なんか言った？」

涼「あ、ううん、何でもないよ」

「そっか、それよりもまず食べよ？」

涼「うん、笑」
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～～～玲於side～～～

昼休み、俺はもしかしたらAに

会えるんじゃないかと淡い期待を持ちながら

豚と一緒に購買の方に行った。

会ったよ、会ったけどさぁ

なんで涼太といんだよ…

あぁー、なんかムカつく

一瞬目があったけど、逸らしてやった

隼「…帰り一緒に帰ったりしたら？」

玲「……もう帰ってやんねぇ」

隼「まぁまぁ、そんな事言わずにさぁ

優しくし「そもそもなんで話さねぇんだよ」

玲「ぜってぇ俺に隠してる事あんだろ？」

隼「…今は言えない、けどその内分かるよ」

意味わかんねぇな、本当に…

玲「どーせあれだろ、Aが俺の事

好きじゃなくなったんだろ、そうならそうって

はっきり言ってくれよ！」

隼「違う、Aちゃんがそんな簡単に

理由もなく玲於を嫌いになるはずがないだろ。」

隼「それに…ちょっと話してないだけなのに

そんなに怒るんだったら、…な？分かるだろ。

自分の気持ちに正直になれって。」

玲「…俺があいつのことを好きだって言いたい訳？」

隼「そう。」

玲「んなわけねーだろ、…」

俺は隼を置いて逃げるように屋上へ行った＿＿＿