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〜〜〜玲於side〜〜〜
「…隼先輩置いてきちゃって大丈夫なんですか？」
おい、隼。
ここに隼の事を唯一心配してくれた天使がいるぞ。
玲「あぁ、大丈夫。それに…」
「それに？」
玲「2人で帰りたかっただろ、Aは。ﾆﾔ」
そう言うと、顔を真っ赤にして照れるA。
そういえば、なんか涼太に負けたくなくて、
自分も呼び捨てにしてみた。
「よ、よくご存知のようで…//」
玲「…さっきはごめんな？
その、抱きしめたりとかしちゃって。
びっくりしたよな。」
あの時の俺はどうかしてたみたいだ。
キスしようとしちゃったし、
なんかずっと好きでいてとか言っちゃったし…
今まで口に出したことも、思ったこともないのに
出てきたその言葉。
もしかして、今まで心の中でも秘めてきた
'本当の気持ち'なのか…？
「嬉しかったですよ、まぁ、最初はちょっと
びっくりしましたけど笑」
「でも、ずるいです、玲於先輩は。」
玲「え？」
「あんな事言われたら、少しは期待しちゃうし…
もっと早く私の事好きになってくれないのかな、
なんて考えてしまいました…」
そっか。
そうだよな。
俺って悪い奴だ…
玲「じゃあ、さ」
「？、はい」
玲「俺の事、好きにさせてみてよ」
「へ、今、なんて…」
玲「だからー、俺の事好きにさせてみてって。」
「え…私、頑張ったら玲於先輩私の事
好きになってくれるかもなんですか！？」
なんて言って、子供みたいにはしゃぎ出すA。
俺まだ何も言ってねえのに。笑
玲「うん、」
「私精一杯頑張らせていただきます！！！」
玲「うん笑」
「あ、あの、早速なんですけど…
は、花火大会とかって行けたり、します、か？」
花火大会か。
子どもの時以来行ってねえかも。
玲「おう、いいよ」
「ほ、本当ですか！？」
玲「行こ」
「その、勉強とか、したいのであれば
いつでも断っていいので！！！」
玲「勉強よりAといた方が楽しいから
それはないと思ってていいよ。」
「ま、またそんなお世辞を…//」
玲「お世辞じゃねぇっつの笑」
「私も、玲於先輩といる方が勉強より
何千万倍も何億倍も楽しいです！！
キュンキュンします！！！」
玲「勉強にキュンキュンするってどーゆう事笑」
「英語のワークに玲於って名前が出てきた時？」
玲「超レアじゃん笑」
やっぱり、Aといると
俺、自然体でいれるかも
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作者名：登坂臣子 | 作成日時：2018年8月3日 22時
