囚われの巫女【wrwrd】【sha】 (ページ4)

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3 逢いたかった人ページ4

No side

扉が開き、出てきたのは書記長のトントンと1人の毛先に向かって黒からオレンジのグラデーションが
かかっている髪で、綺麗な海のような色の目をした少女だった。

sha「は、え、は？」

rbr「ちょ、シャオロンがバグってる」

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数年前...

sha side

俺は小さい頃、近所の子供に揶揄われ、泣いてばかりだった。

sha「ｸﾞｽｯ、アイツら！覚えとけよ...ｸﾞｽｯ」

？？『ねぇねぇ、大丈夫？』

sha「ｸﾞｽｯ、誰やアンタ。」

？？『！！』

『私はA！君は？』

sha「...シャオロン」

『シャオロン君ね！膝怪我してるから手当してあげる！』

sha「別にええし。こっち来んなや」

『ほらほらー遠慮しないでー！』

初めてあったその少女はAといい、とても可愛い子だった。

出会って手当してもらったその日から、毎日Aと遊んでいた。

『シャオくん！』

sha「A」

何時しかシャオくん、Aと呼び合う中になっていた。

俺は、これからもずっとこうやって過ごせると思っていた。

これからもずっと一緒に居たい。

だが、その思いもあの日を境に崩れたのだ。

何時も待ち合わせをしていた公園に、いつになってもAは来なかった。

数日間は、風邪でも引いたんやろなと思っていたが、

何ヶ月、何年経ってもAと会うことは叶わなかった。