#3 告白 ページ3
朝、起きると丁度真祐も起きたところだった。
「おはよっ！やること決めた！」
真祐は伸びをしながらおはよ〜と返すと、近くにあったペットボトルを手に取りマイクのようにして、
「Aさん今日のご予定は？」
と、こちらへ向けてきた。
「私が真祐を独り占めする日！」
「なんだそれ〜。まぁいっか。具体的には何をするの？」
「えーっとね…、お話し聞いて欲しいなぁ…なんて…。」
「お話し？？」
「あっでもその相談とかそんな大層なものじゃ無くて…。」
「わかった！…二人でゆっくりお話ししよっか！」
真祐は笑顔だった。
「…よかった〜、ありがとう。」
「いーえ。今日は一日部屋でいっか！」
「うん！真祐大好き！」
「わっ！？」
私は真祐に抱きついてそのまま二人でベッドに横になった。
ー幸せな時間だな。明日から隣に真祐がいなくなっちゃうのか…。他のみんなもVリーグだからバラバラなのかぁ。
「何考えてんの〜？」
「んー、真祐と離れたくないなぁって。それに他の代表のみんなも。」
「そんなこと〜？」
「そんなことって言うなー！」
「だってさ、またすぐ会えるんだよー？」
「……。」
「A？？」
代表に選ばれてからは必死だった。そのせいで忘れていた。私は高校生まででバレーボールを辞めるつもりだったんだ。
「あのね、バレーボールは高校生までで辞めようと思ってる。」
「え…。」
「それに、代表に選ばれてから心の中で何かがずっと引っかかってて、ワールドカップ戦い切ったらそれがなんなのか分かると思ってたんだけど、全然分からなくって…。」
「そっか。辞めるとかっていうことは少し置いておいて、ひとつだけ良い？」
ーそんなこと言わないでとか言われると思ってた。
「…うん。」
「私もみんなもAの仲間。距離は関係ないよ。離れた場所でも、お互いが思い合ってる。」
「うん。」
「どうしても寂しかったら、遠慮せずにどんどん連絡ちょーだい。私もメッセージ送るし電話もするから。ね？だから離れてても大丈夫。」
「うんっ！」
「よしっ！次は本題だね〜。」
「うん…。」
「あからさまにテンション下がったね〜。」
「だって…。あのさ、なんでとか聞かないの？」
「聞かないよ。せっかくお話し聞いてって言ってきてくれたんだから、Aの方から言って欲しいからね。」
「そっか。やっぱり真祐はお姉ちゃんだね。」
「そうかな？」
「うん、私だけのお姉ちゃん。」
「そっか〜。」
「うん。」
#4 告白2→←#2 ワールドカップの終わりとその後の幕開け
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Cnt Rin(プロフ) - りゅりゅさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！！楽しんで読んでもらえて嬉しい限りです。これからも頑張りたいと思います！今後も応援よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (
レス) id: 98a7fc39b0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅりゅ(プロフ) - 初めまして！私とても楽しくお話読ませていただいてます！私の好きな選手がイケメンに書かれてて余計に楽しみに読んでいます！色々と大変かと思いますが、これからも頑張ってください！ (2019年11月19日 18時) (レス) id: 39112e58b4 (このIDを非表示/違反報告)
Cnt Rin(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。フラグ外せたと思います。分からないことだらけで本当にすみません。 (2019年11月10日 12時) (レス) id: 98a7fc39b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - まずルールを確認して下さい。そしてオリジナルフラグを外して下さい。違反になります。 (2019年11月8日 9時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Star | 作成日時：2019年11月8日 9時
