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神社にて ページ31

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新年まで残り15分前くらいの所で
神社につきました。


「なんとか着きましたね。」

「やっぱり人多いね」

「はぐれないようにこうしても構いませんか?」

そう言って沖矢さんは手を繋いできました。


少し恥ずかしいけど、はぐれて面倒になるより
マシですよね。


あと、沖矢さんの手、結構冷たいです。
――――――――――――――――――

「沖矢さん、ありがとうございます。

一緒に過ごすようになって色んな事教わって
ほんとに感謝してます。

迷惑たくさん掛けるかもしれないけど…

こんな私ですが今後も何卒…よろしくお願いします。」


柄にもなく少し涙ぐんでしまいました。

「泣くことないんですよ?
それに迷惑だなんて思ってませんよ。
変に気を使わせていたようですね。」

そう言いながら親指の腹で涙を拭いてくれました。


私は改めて沖矢さんの優しさに触れました。


本当のことを話してない自分が少し嫌になりました。









「沖矢さん…私ね、沖矢さんに言わなきゃ…」

打ち明けようとしたとき

除夜の鐘がなり始めました。






「除夜の鐘、やっぱりいいですね。」

「……うん。そうだね。 日本人で良かった」

「ふふっ、そうですね。」









「あけましておめでとーう!!!」

「Happy new year!!」



0時になった途端、周りにいた人達が
新年の始まりを喜びました。



「沖矢さん、あけましておめでとう!」

「あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますね。」

「はい!!」
――――――――――――――

「沖矢さんは何お願いしたのー?」

「私ですか?このまま平和に過ごせればと」

神社帰りに定番の質問をしてみました。



沖矢さんらしいね。

「Aさんは何をお願いしたんですか」

「私はね、皆が無事に過ごせます様にって
ふふっ、なんか沖矢さんと似てるね」

「一緒に居る時間が長いと考えも似るんですかね」

「そ、そうかもね」



変に沖矢さんを意識しかけた新年。
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マロン - 面白いです!なんか、日記的な感じで日常を伝えてくるのが、こう、好きです(語彙力皆無) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 31c3af07a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 哀ちゃんヤバす(*´Д`*) (2017年8月22日 23時) (レス) id: ac7138ced7 (このIDを非表示/違反報告)
兎月-ウサヅキ-(プロフ) - 哀ちゃんがかわゆいでふ(´ω`*) (2017年8月17日 22時) (レス) id: 22afd2de23 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください。楽しみにしてます! (2017年8月15日 16時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
零紗 - 生ホーWWW (2017年7月5日 19時) (携帯から) (レス) id: 1c16da0c06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初華 | 作成日時:2016年11月27日 1時

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