Memory sin (ページ3)

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鎧ページ3

．

ー「なー、ユーゴ。」

「どうした、おっさんよ。」

ー「おっさんってやめろよ笑。…この辺りでさぁ、変な鎧の男が出るって知ってるかぁ？」

「鎧の男？」

ー「そう。古びた鎧を着た男が夜な夜なこの辺りを彷徨ってるって噂だ。店荒らしかもしれん。お前さんも気をつけることだな。」

「ふーん。鎧の男ねー。。ま、忠告ありがとう。」

俺はユーゴ

最近この辺りに越してきた、流浪の酒場のオーナーだ

キャンプインストラクターや温泉ソムリエ

今の時代は色々と面白いことがある、、

(俺はいつまで...)

いや。。なんでもない。ただの独り言だ。

ーーガシャンガシャン

ー「な、、何だこの音…」

おお？まさか噂のお出ましか？

ーーギギィー

ーーガシャ…ガチャン

この見た目はそうだろう。

噂通りの鎧…

でも…きっとこれは。。。

(…あぁ、、、また。。。)

ーー「…コフー…コフーー…」

ー「ひっ！！！ひぃぃぃ！！！でたぁあ！！！！！」

酒場にいた客は、窓やら裏口から一目散に逃げ出し

店内には俺と、この、…鎧を着た…

ー「み、…み、ず…」

「…はぁ？」

なにか一言発したかと思えばガシャンと音を立て倒れ込んだこの鎧

「…なんだってこんなことに…笑」

醸し出される懐かしく、安心する空気

それを感じてるのは

この世界で俺だけ

なぁ…、お前は、、

今度こそ

こんな俺の気持ち知らずに生きてくれよ…