２５７☆ ページ17
翔さんみたいにヤキモチ妬かれるのが快感だなんて思わないけど、やっぱり愛されてるって実感できて嬉しいって思っちゃう。
けどね？
やっぱり…
「…ずるいなぁ。」
「ん〜？」
すっかりご機嫌が直った翔さんは、逞しい腕で私を包み込みながらおでこにチュッチュッてしてる。
「どう考えたって私のがヤキモチ妬いちゃうし。」
「…んな事ねぇ。」
「だってね？こういう事…私は翔さんしか知らないのに翔さんはいっぱいいるでしょ？」
「…。」
「…否定しないし…。」
恨めしげに上目で翔さんを見ると気まずそうに視線を泳がせて。
「前のモデルさんの時もそうだったけど、そういう相手出てくる度にヤキモチ妬いちゃう。」
プッと膨らませたほっぺを潰されて、尖った唇にチュッとキスが落ちてくる。
コツンと額がくっついた先に見えた翔さんの優しく細められた目。
「なんで嬉しそうなの？」
「どうしてだろうな？」
嬉しそうに緩んだ口元が憎らしい。
「…もぉ…。」
「…んな拗ねんなよ。」
やっぱり嬉しそうな翔さんは合わせてたおでこを離すと、今度はそこにほっぺを乗っけた。
「お前はあったけぇな。」
ギュ〜ッてされて素肌同士が密着すると、感じるのは男の人の硬い身体。
「しかも極上に柔らかくて…弾力もハリもあって…最高の抱き枕。」
「…。」
「俺はもうお前がいねぇと寝れねぇんだ…他の女抱いて寝ようとも思わねぇ。」
「…。」
「お前がやっと俺と同じ所まで堕ちてきたのかと思うとニヤけが止まんねぇよ。」
背中に回ってた腕に一瞬ギュッと力が込められたと同時に、足に絡まってた翔さんの足ごと横に倒されて、翔さんは私の上に…。
「A…？」
「ん？」
「もっと…だ。」
「うん？」
「もっと…俺に溺れろ。まだまだたんねぇよ。俺には遠く及ばない。」
不敵にニヤリと笑った翔さんは私の唇を挟む様にして口づけ、割れ目にそってゆっくり舌を這わす。
それを誘い込む様に薄っすら唇を開くと、そろりと入り込んでくる柔らかくってあったかい舌。
私の口内をくすぐる様に這い回る舌使いは激しいんだけど、優しさも感じられて。
一通り口内をかき回すと、そっと唇を離される。
閉じていた目を薄っすら開くと、目の前には翔さんの優しい愛に溢れた目。
「２回戦目を始めましょうか？奥様？」
「バカ//」
「さっき以上に…溶けるほどに愛してやる。」
『フッ』と笑って、もう一度唇が重なった。
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ゆーか.Ss.Kn.Ti(プロフ) - 俺様しょーちゃん素敵でした！夢主以外は冷酷な鬼社長なのに夢主には甘々な社長のギャップがとても良かったです！ (2018年5月23日 11時) (
レス) id: 46f7e9ba0d (このIDを非表示/違反報告)
sallysally67(プロフ) - 一気に読み漁りました。んも〜溺愛ぶりがたまらないです。甘い甘い雰囲気の中で素敵な言葉が交差するので、余韻に浸ることができて夢心地。櫻井社長の気持ち良い程の溺愛に思えるのは、しおななさんの紡ぐ言葉だからこそですね。 (2018年5月18日 9時) (レス) id: 8738f1c5dc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - う〜ん、ここまでくるとお見事！としか言いようがない〜 めっちゃ楽しかったです (2018年5月10日 10時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
wakana2145(プロフ) - また、この小説が読めて凄く嬉しいです！！溺愛翔くんに何度読んでもにやけてしまいます！ほかの作品も楽しみしています、頑張ってください！ (2018年4月25日 21時) (レス) id: 567c211a3d (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - 凄く嬉しいです、更新ありがとうございます。 (2018年4月9日 13時) (レス) id: 328b884698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2015年9月25日 11時
