＊God's daughters �鶩＊ ページ26
エラが貴族の娘に成り済まして数年…
一族の妃のような存在…
アレティアを失ったヒューバート家は
悲しみにくれていました
中でも最もダメージが大きかったのは
彼女の夫である一族の長…ロイでした
最愛の妻を失った悲しみと
妻を奪った我が子への憎悪に侵された彼は
少しずつ奇異しくなってゆきました
そしてその激しすぎる感情の矛先は
一族の者に向けられ
ロイは一族のヴァンパイアを感情のままに
殺害しました
一族の者はロイはアレティアに取り憑かれた
魅入られた、呪われたとまで噂しました
噂をしたものは忽ちにロイの餌食となります
例えどんなに奔放で我が儘な妻だったとしても
ロイにとっては同族でないにも関わらず
自分を受け入れ愛してくれた最愛の妻でした
故に 彼女の悪評は許せなかったのです
しかし彼のやりようのない感情は収まらず
やがて彼はこの世でただ一人のヴァンパイア
となりました
虚無感に苛まれた彼は死んでしまおうと
何度もナイフをその身に突き立てました
しかし刃物を刺したくらいでは
ヴァンパイアは死ねません
“何遊んでるんだい?”
彼の目の前に女が現れました
“あたしはソフィア…覚えてるかい?
一度お祝いを言いに来たはずなんだけど”
ロイは
アレティアの懐妊を予言した女のことを
思い出しました
“貴女は…アレティアの妹君か…”
“まぁね で?何で自 殺しようとしてんだい?”
“彼女は死んだ…私の生に意味はない”
“おやまぁ…アレティアも陰気な生き物を
作り出しちまった様だねぇ
でも…そう簡単に死ねるのかい?”
“残念なことにナイフも剣も歯が立たん
最期に毒を試そう…”
“そんなに妹が惜しいかい”
“ああ…”
“じゃあもしアレティアが蘇るならどうする?”
“できるのか…!?”
“まぁ不可能じゃない…ただ時間がかかる上に
踏まなきゃならない手順が面倒でねぇ”
“教えてくれ!何でもする…!”
ロイはソフィアにすがりつきました
“良いだろう…じゃあ今から手順を教えよう
良いかい?あたしの言う通りに動くんだよ?
まずはあんたの娘を手に入れないとね”
“エラを?”
“ロンドンのヴェルエール家に
それはそれは美しいと評判の娘がいるのを
ご存じかい?”
“いや…”
“だろうね まぁ今回はあたしが行こう
明日の夜、ちょうどマールバラ公爵家で
舞踏会があるそうじゃないか…”
“私は何を?”
“まぁお待ちよ 言っただろう?
時間がかかるって”
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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして！そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます！ (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇｀*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください！応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(｀^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇｀*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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