20*ざわめき ページ25
地下室…──<エイミーside>
──ゴクッ…
エ)「A…ちゃん…?」
目を疑った
貴)「ウフ…ハハ…アハハハハハ……」
Aちゃんの目にもう恐怖はなくて…
エ)「Aちゃん!ねぇ!Aちゃん!」
貴)「アハハ…
醜い…」
エ)「え…?」
貴)「天使と悪魔の中間…フフ…」
エ)「(私のこと…?)」
貴)「半端で惨めもいいトコね」
ミ
ジ
メ
?
エ)「ぁ…」
私の知ってるAちゃんはもういなかった
ソ)「申し分無いねぇ…アレティアの血だからか
さすが…覚醒が早い」
“アレティア”?
リ)「…」
覚醒?
貴)「アハ…」
エ)「何…したの…?」
リ)「…ッ」
ソ)「クク…」
エ)「ソフィア!リエン!何したの…!!!?」
──プツン…ッ
貴)「ぅ…」
──バタッ
突然Aちゃんは寝台に崩れ落ちた
ソ)「あとは巴を待つだけだね」
巴ちゃん…?
ソ)「サングが連れてくるだろう リエン そいつも
大人しくさせときな」
リ)「はーい♪」
エ)「巴ちゃんまでこんな目に遇わせる気…?
Aちゃんは!?大丈夫なの?ねぇリエン!!」
リエンは私の寝台を押して個室に向かおうとする
リ)「今はこうするしかないんだ…」ボソッ
エ)「っ」
またあの声…
胸のうちがザワザワと嫌な音を立てている気がする
Aちゃんも…リエンも…
寝台に縛られたまま せめてもの抵抗として私は
リエンを睨み付けた
<リエンside>
リ)「…大丈夫 Aちゃんと巴ちゃんとは離れ
ばなれになったりしないから…」
エ)「そういう問題じゃない」
リ)「ソフィアちゃんは嫌いだし…できれば嫌なん
だけど…仕方ないんだ
ぼくを満たせる可能性は“彼女”にしかない」
エ)「散々殺してまだ不満なわけ?あんたのこと
変態ってバカにしてたてけど…違う」
エイミーちゃんの周りの空気がざわめく
──バサァ!!
現れる四枚の翼
黒い翼が縄を切り エイミーちゃんの拘束が解ける
エ)「あんたはイカれてるだけ…!!」
リ)「あは…キッツいなぁ…」
──ドンッ
エ)「ッッ!!?」
エイミーちゃんが倒れた
サ)「何してるんですかリエン」
サングくんが背後から攻撃したらしい
リ)「遅いよサングくん」
サ)「色々あったんです」
巴ちゃんを空いた寝台に縛る
サ)「連中が向かっています 時間がありませんから
早く始めましょう」
リ)「そうだね」
ごめんね エイミーちゃん…
これだけがぼくらの希望なんだ
待っててね…
リ)「お姉ちゃん…」ボソッ
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒執事」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして!そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます! (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇`*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください!応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(`^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇`*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ