＊God's daughters �鶚＊ ページ14
地に降りたアレティアは
真っ先に自分が作り上げた
“至高の一族”…彼らの元へ向かいました
彼らは森の奥深くに大きな邸宅を築き
優雅な暮らしを送っていました
その暮らしぶりは
アレティアが思い描いていた姿そのもの
彼女は一族の長に会いに行きました
“こんばんは”
とびきりの笑顔で微笑む彼女に
長は言葉を失いました
美しいアレティアに一瞬で心を奪われたのです
長はロイ・ヒューバートと名乗りました
ヴァンパイアと暮らしたいというアレティアに
ロイは自分たちが普通でないことをきかせました
自分たちは年をとらない、そして血をすする
それ故に人間には気味悪がられ
こうして人里を離れて暮らすのだと
しかしアレティアが動じるわけがありません
“良いじゃない
そんなのは弱く醜い人間たちの妬みよ
貴方たちは強く美しい至高の一族…
永遠に咲き誇るとこしえの花…
貴方たちこそこの世で最も美しい…”
アレティアの言葉にロイは涙を流しました
長い時の中で自分たちを
“至高の一族”と呼び称えてくれたのは
彼女だけだったからです
その後もアレティアは幾度となく
ロイに会いに行きました
やがてロイはアレティアを自分の
長い長い生涯のパートナーにします
アレティアのその美しさを武器に
意図も容易く憧れの一族の
仲間入りを果たしたのです
数ヵ月後
アレティアのもとに
リーブンが訪れ言いました
“私と森で暮らしましょう
私たちは失楽したとはいえ基は神…
力を持っている以上
深くこの世に干渉すべきではありません”
“説教される覚えはないわ!
さっさと出ていきなさい!”
リーブンの説得も虚しく
アレティアは考えを変えませんでした
次の日
ソフィアが訪れます
“今度は何よ…”
“すぐに帰るよ
あたしはお祝いを言いに来ただけさ”
“不吉だわ”
“アンタ子供がいるね?”
“はぁ?”
“そのうち産まれるよ おめでとさん”
その言葉通り
アレティアはロイとの間に娘をもうけます
至高の一族の姫君はエラと名付けられました
美しく愛らしい娘を一族は愛しました
しかし娘が成長するにつれて
アレティアは違和感を感じました
年を取る速度が早く…血も嫌がる
彼らのように牙もありません
彼女は悟りました
“この子は人間だわ…”
美しい神と至高の一族の長の間に生まれた娘は
か弱く儚い人間だったのです
その信じ難い事実による衝撃は
アレティアにとって計り知れないものでした
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黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇｀*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして！そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます！ (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇｀*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください！応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(｀^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇｀*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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