Episode6 -2 ページ37
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なにかありましたかと口を開きかけたところで会議室の扉が開く。
松本くんと櫻井さんが何やら話しながら連れ立って会議室に入ってきた。
時計を見れば会議の始まる時間が迫っている。
「じゃあ二宮さん」
「そうですね」
声を掛けると二宮さんもうなずいて自分の椅子を引いた。
その二宮さんの向かいに座ると、隣にやってきた松本くんが資料を手渡してくれる。
「はいA」
「ありがとう」
さっと目を通せば昨日櫻井さんたちとまとめた仮案がいくつか書き連ねられていた。
今日はこの検討から入る、という名目らしい。
「じゃあ始めましょうか」
櫻井さんの声を合図に私たちは会議に集中していった。
会議が終わると、私は肩に入れていた力を抜くようにふうと息を吐き出した。
隣の松本くんも大きな伸びをしている。
机に広げた資料をまとめていると向かいに座っていた二宮さんと目が合った。
ふっと笑みを浮かべた二宮さんは立ち上がって私の傍へとやってくる。
「まとまりませんでしたね」
「そうですね」
苦笑いで返す私の横から櫻井さんが口を挿む。
「まぁ、仕方ないな。各自宿題ってことで。煮詰まってるし、ちょっと時間空けた方がいいかもな」
櫻井さんが肩をすくめる。
確かに、少し考えるのをやめてみるのも手かもしれない。
「ニノ、昼飯は？」
「このあと戻んないといけないから適当にコンビニで買って帰るよ」
「そっか。じゃあ大野、松本、飯行くか？」
「ごちそうさまでーす」
手のひらを合わせて答える松本くん。
櫻井さんの目がお前は？と言いたげに私の方を向くと、二宮さんが私の腕を引いた。
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ペペロンチーノ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます^ ^ Episode6-10がピリオドだけになっていま！手違いでアップされたなら、これを読んで気づいていただければ…！ (2020年7月12日 21時) (
レス) id: 11672b536d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iCHiKA
| 作成日時：2020年6月17日 11時
