【WT】犠牲者の円舞曲 (ページ6)

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授業が終わり、もう帰る時間。

時間経つの早いな〜、門の前に集まってるあの6人組のところにはやっぱり女子が群がっている。

知らんぷりなんてできない、私にはやることがあるんだ。

『おーい！ワイテルズー？こっちこーい。』

全員が同時に私を見て、6人が近寄ってくる。
女子たちはと言うとまた冷たい視線を向けてくる。

br「あはっさっきはごめんね〜？」

『許さない。』

br「えっなんでよ〜。」

ぶるーくがまた抱きついてくる。

許す気はさらさらない。他のみんなもだ。

nk「だってさ〜聞かれたらそう答えるしかなくないー？」

『幼馴染ですでいいじゃん〜!!』

sm「実際付き合ってるのは変わらないだろ。」

A「はぁ、いつものイケメンたちはどうしたのかなぁ。」

長年付き合ってる友達ではあるけど恋愛としての付き合ってるはない。

それはみんなも同じなはず、だと思っていたし

そもそも6人全員と付き合うとかただの浮気じゃない？

sm「A、お前勘違いしてるぞ。俺たちが“付き合ってる”って言ったのは、長年“付き合っている”友達って意味で言ったんだ。」

kr「そうだよ〜あ、もしかして俺たちとAが恋愛としての“付き合ってる”と勘違いしたの〜？w」

『いひあ、違う！違うし！！』

焦りで変な言い方になってしまった。

変な汗かいてるし、もしかして私顔赤い？

きりやんが煽り口調で言ってくる。

ちょっとムカつく。

てか勘違いさせた方は君たちだろうが！

kn「あ、顔あかーいw図星で照れちゃったの？w」

うわぁー、当たってるけど反則では??
女誑しってこわーい……

『でも、許してないから。』

とボソッと呟く。
聞こえたのか分からないけど皆ニコニコしている。
反省の色が見えませんねー？

nk「あ、そうだこの後カフェ行かねー？ねね、A、奢ったら許してくれる？」

『…ゆるす。』

nk「わーい！」

shk「なかむ俺のも奢れ〜」

Br「僕のももちろん奢ってくれるよね？」

nk「お前らは自分で買えよ」

やった。Nakamuの奢りだ。

Nakamuは許してやろう。

ちょっと高いもの頼んだら怒るかな？

まあそんなことはしないんだけど。

こんな他愛のない会話が楽しいんだよねー。

恋愛として発展しないで、ずっとこの関係のままでいいな〜なんて考える。

噂が流れているとも知らずにね。