〈俺のモノ〉中原×森(×エリス) ページ9
3人でデート。そして帰り。からの中鴎。
「エリス嬢、そんなに走ると危ないですよ。」
「転ばないから大丈夫よ!」
元気に俺達の前を走って行くエリス嬢。
にこにこと笑っている。
「中也くんも、そんなに持ったら危ないですよ?
なんてね。」
「落とさないから大丈夫。
ってね。」
俺は両手に大荷物を抱えている。
勿論、異能を使っているので落ちる事は無い。
「なぁに笑ってるのよ?
チュウヤは私のよ!」
ぐいっと服が引っ張られる。
「いくらエリスちゃんでも其れは頂けないなぁ…
中也くんは私のモノだよ。」
「何云ってるんですか。
早く帰りますよ。」
少し前を歩くと、後ろから、
「連れないなー。」という会話が聞こえてくる。
「中也くぅーん…」
「…じゃあ、エリス嬢も森さんも俺のモノ。
其れで良いですか?」
小さく口元に笑みを浮かべる。
「えぇっ!?
ちょ、中也くんもう1回云って!!」
「〜♪」
「中也くん!!」
「リンタロウ五月蝿いわよ!」
わーわーと騒ぎつつ、本部ビルに着く。
森さんは未だ名残惜しそうに「中也くん…」と嘆いている。
「着きましたよ。」
「お疲れ様、チュウヤ!」
「有難う御座います、エリス嬢。」
中に入り、首領執務室まで着く。
…にも関わらず、森さんは未だグズグズしている。
「仕方無い。
エリス嬢、一寸外して貰えますか。」
「?いいわよ。」
スタスタと隣の部屋に歩いて行った。
…多分、絵描きでもするんだろ。
「森さん。」
「中也くんが云って呉れない…」
此れは完全に拗ねてる…
「もーりーさーん。」
「中也くん中也くん…」
ある意味ホラーだ。
「はァ…森さん。」
近くにあったソファに押し倒す。
よく分かっていない顔をする森さん。
「ど、どうしたんだい…?」
「云わないと分かりませんか?
森さんは俺のモノだって。
其れとも…身体に云ってあげましょうか。」
首や頰にキスを落とす。
「ちょ、一寸中也くん…
隣にエリスちゃん居るし、誰か来たら…」
「見せ付けてやりますか?」
「何云ってるの!?」
「嘘ですよ。
森さんの可愛い顔は俺以外には見せない。」
先刻から森さんの顔は真っ赤だ。
ッ…頑張って呉れ…俺の理性…
理性と闘い乍ら口にキスをして云う。
「今夜、家で待ってて下さいね。」
「!?」
バタン
俺はそう云い残し、執務室を出た。
「…中也くんの莫迦!」
〈だれかの心臓になれたなら〉中原×太宰→←〈死とは〉中原×与謝野
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みるくれーぷ。(プロフ) - かみかyayo(やよkamikaも)さん» もう忘れられてるかもしれんなぁ((受験勉強に明け暮れる日々だ… アニメ神ってたな…!! (2019年10月22日 14時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かみかyayo(やよkamikaも)(プロフ) - 半年もたってしまったーごめんー アニメ最高でした! (2019年7月5日 17時) (レス) id: cf9e13d480 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - やよkamikaさん» ごめん返信遅れて年も越しちゃった…((( 見た見た。発売日に買いに行ったわ。ちょっともう軽く死にそう。マジで。発狂した。 (2019年1月21日 22時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
やよkamika(プロフ) - ありがとー。最新刊見た? (2018年12月18日 18時) (レス) id: ff15e6367c (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 同い年!!!あの難しさで高得点だとぅ!?英語は無理だ。国語は普通だ。社会は無理だ。理数系はいける。(かみかくん…堕天使…!?流石、現役厨二(中2)病w)やよちゃん…一緒に勉強頑張ろう(?) (2018年12月3日 22時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくれーぷ。 | 作成日時:2018年9月16日 19時